以前の記事で、エンゲージメントサーベイについてご紹介してきました。
でも、そもそも以下のように思っている人もいるのではないでしょうか?
- エンゲージメントってなんで大事になってんの?
- エンゲージメント高めたらどういう結果になるの?
- こういうこと言われるようになった背景って何?
ま、ぼくがまさにそういう疑問に(ぐるっと一周回って)行き着いたのでちょっと調べてまとめてみたいと思いました。
今回は「エンゲージメントはなぜ重要?企業の業績に直結する指標となった調査データと2つの時代背景」と題してご紹介してまいります。
そもそもエンゲージメントってなんで大事なんだっけー?という人(ぼくですけどね・・・)に参考になれば嬉しいですね。
それでは早速みていきましょ〜。
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もくじ
エンゲージメントと企業の業績の関係
それでは、ここからエンゲージメントと企業業績の関係についてご紹介していきます。
上記の図は、エンゲージメントが注目されるきっかけになった有名なギャラップ社の調査データですね。
厳密には、企業業績の部分は企業のKPI(重要業績評価指標)としています。
エンゲージメントの高いチームは、低いチームよりも収益性22%、生産性は21%、EPSは47%、顧客満足度は10%上回るというデータですね。
また、離職率も大幅に低い、事故や品質の欠品なども低い、欠勤も少ないという相関的なデータが取れています。
エンゲージメントと離職率の関係性はリンクアンドモチベーションさんなども関連があるというレポートを公表していますね。
これによると、エンゲージメント向上は、退職率低下に寄与すると発表されています。
そして、エンゲージメント向上は、メンバー層とミドル層の退職率に大きな影響を与えるとも解説されていますね。
これまでにも、企業と従業員のエンゲージメント向上は「営業利益率」「労働生産性」にプラスの影響を与えるとも発表されています。
エンゲージメントの重要性というのがますます大きくなってきていますね。
エンゲージメントが重要だとされている2つの背景
それでは、なぜエンゲージメントが重要だと日本では言われているのか、それについて解説していきます。
理由は大きく2点ですね。
エンゲージメントが重要だとされている2つの背景
- 人材の流動化が進んだ(当たり前になった)
- 創造的な仕事が求められる時代
以下で、1つひとつみていきましょう!
人材の流動化が進んだ時代になった
一つ目は、人材の流動化が進んだといわれていますね。
もう、転職とか当たり前の時代じゃないですか。
終身雇用などが当たり前だった時代て、別に社員のエンゲージメントなんてそんなに重要じゃなかったわけですよ。
それが今はガラッと変わってしまっています。
労働人口が不足している時代で、従業員は転職が当たり前になった時代で、従業員をつなぎ止めておく重要度が高まったんですよね。
今は「人材獲得競争(ウォー・フォー・タレント)」といわれる競争に勝つためにも、エンゲージメントを高めて「ここで働きたい」と思ってもらわないといけないですよね。
創造的な仕事が求められる時代になった
もう一つは、従来のやり方とは異なる仕事の仕方が求められるようになってきたというのがあります。
VUCAの時代とも言われるような正解がない時代の中で、0から1を生み出すような創造的な仕事がより強く求められたといわれています。
組織としてイノベーションを生み出し、個人としてはクリエイティビティを発揮させる。
そんな自発的な貢献意欲(エンゲージメント)が求められているわけですね。
目標や評価項目に「組織貢献的」のような項目を設けても、あまり意味がなくなってきているのかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「エンゲージメントはなぜ重要?企業の業績に直結する指標となった調査データと2つの時代背景」と題してエンゲージメントと業績との関係や求められている背景についてご紹介してみました。
サクッと理解したい人の参考になれば嬉しいですね。
エンゲージメントについては、サーベイについてサーベイ項目の作り方、エンゲージメント関連書籍などもご紹介しています。
こちらもぜひ、ご覧ください。
それでは、また次回!
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