いきなりですが、以下のような悩みを抱えていらっしゃいませんか?
- どうしたらメンバーがついてきてくれるのか
- 人を率いていくために、自分はどうあればいいのか
- 周りの人を動かせるリーダーになるためにはどうするか
会社の経営者だったり、マネジャーやリーダーをやっている人は、このような悩みを抱えている人も多いです。
今回はそのような人に、人がついてくるリーダーシップを発揮するたった1つの極意について解説します。
先に結論だけ言ってしまいます。
それは、「無自覚な自己犠牲」です。
では、この「無自覚な自己犠牲」とはどういうものなのか、から解説していきます。
もくじ
人がついてくるリーダーが身に付けている「無自覚の自己犠牲」とは
それでは、無自覚の自己犠牲について解説をしていきます。
ポイントは以下のような流れですね。
人がついてくるリーダーが身につけている「無自覚な自己犠牲」の流れ
- 見返りをまったく求めず、リーダー自ら率先する
- 率先する姿勢が人の心に共感を与える
- 周囲の人がだんだんリーダーのことを信頼する
このような3段階の流れが「無自覚な自己犠牲」に至るまでにあるのだろうと。
見返りをまったく求めず、リーダー自ら率先する
見返りを全く求めない、について触れていきます。
基本的には、ビジネスはGive&Takeだと思ってるんですけど。
ただ、「人の心」となればGive&Takeではなく、話は別です。
何も見返りを求めず、ただただ自分からどんどん行動を起こしていく人。
リーダーにはこうあって欲しいですよね。
このようなリーダーシップを発揮する人に、魅了されるのかなと思います。
率先する姿勢が人の心に共感を与える
上記で書いたような率先する姿が、人の心を動かすところに共感しますよね。
この点に、自己犠牲の威力があります。
例えば、先日テレビで特集されていたのが、2020年3月ごろの医療現場でのリーダーシップ。
当時はまだ、お医者さんもコロナに対しては未知。
そんな中で、感染リスクが高いなかでコロナ患者と接しないといけない状態でした。
当時のお医者さんも、あまり診療はしたくなかったようです。
その中で、ある病院の1人のお医者さんが、「俺にまわせ!」と率先して、コロナ患者を診ていった話が、とても印象的でした。
このあと、このお医者さんを中心にコロナ患者に対する医療体制が作られていったようです。
周囲の人が付いていったんですよね。
自分が感染リスクを負ってでも患者さんのために行動する姿勢が、周りの人を魅了していたんだと思います。
ただ、かなりリスクを負った行動なので、やっぱり甘い話ではないです。
周囲の人がだんだんリーダーのことを信頼する
3つ目のポイントは、周囲からの信頼も得られたという点にあります。
そもそも上記の率先したお医者さんは「誰かについてきて欲しい」意識なんてなかったんですよね。
これが、「無自覚」な自己犠牲です。
結果として人がついてくるというのが、この無自覚な自己犠牲の特徴でもあるわけです。
無自覚な自己犠牲を発揮する3つのポイント
ここでは、この「無自覚な自己犠牲」を発揮する3つのポイント(仮説)についてご紹介して参ります。
無自覚な自己犠牲を発揮する3つのポイント(仮説)
- 目の前の欲望や周囲の状況、圧力などに流されない
- リスクを負いながら、信じている道を突き進む意思を持つ
- 損得をかえりみず、本気で取り組みやり切ろうとする
このようなところなんじゃないかなと考えてみました。
逆に言うと、人がついてこない人と言うのはこの「逆のスタンスの人」が多いんじゃないかなと言う気がしています。
人がついてこないリーダーの特徴(仮説)
- 損得で考えがちで、同調圧力や状況に流されてしまう
- リスクを負って挑戦しようとする気概がない
- 損得を考え、自らラクをしようとする
こういう人が上の立場やポジションについても、すぐこのスタンスはバレちゃいますけどね…
(まぁ、僕がいうのもどーなんだ…って話ですけどね。むしろ人間らしくも感じるし。)
損をすることを受け入れるのが自己犠牲のスタート
ある経営者さんは、「ビジネスにおいては、お金の面で損をするのも仕事のうちだ」と語ってましたね。
これは資本や投資額に対してリターンが全くないことなんて往々にしてあるとお話しして下さいました。
また、マネジャーやリーダーの場合も、手塩にかけていた人材にも辞められてしまったりとかよくある話です。
お金の損や期待人材の退職など、高い確率で起こるんだと受け入れた上で、それでもどう人と向き合うかじゃないかなぁと思います。
経営者はお金を失い、マネージャーやリーダーはその場合における信頼を失うリスクはあります。
それでもリスクを負って挑戦する姿が人を惹きつけるリーダーシップの発揮なんじゃないかなと。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「人間としてどう生きるのか」みたいな日頃の生き様が、かなり色濃く出てしまうのかもしれませんね。
だからこそ、自分自身の思想・信条が何なのかを明確にしておくことも大切かもしれません。
どこまでできるか、なかなか難しいですけどね。
ではまた次回