心理学的経営のポイントが知りたい人「心理学的経営ってどうすれば実現していけるのかな~?理解しておくべきポイントがあれば知りたいな~」
このような疑問にお答えしていきます。
この記事の内容は以下です。
心理学的経営のポイント
- 心理学的経営とは
- 心理学的経営の6つの構成要素
- 個人を動機付けする心理条件
- 自律したチームの4要件
- 組織の秩序と無秩序の循環プロセス
- 管理職に向いているタイプ
- 判断するべき3つの適応
ま、ぶっちゃけこれまでの記事のまとめなんですけどw
今回は「心理学的経営の総まとめ:個性を認めて尊重し合う”人間を大切にする”経営」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
![](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2021/06/82_00_KOMA-LAB_アイキャッチ.001-320x180.png)
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
心理学的経営とは
ここでは、心理学的経営について触れておきます。
「心理学的経営」は「なぜリクルートの社員はあんなに元気なのか?」という世の中の問いにたいして大沢さんがお答えされた本です。
人事として、経営者として、サービス開発者としての大沢さんが書いた「心理学的経営」は、非常に面白く、すべての手の内を明かしてくれている内容ですね。
![仕事の主役は働く個人:リクルートの組織文化の骨格となった心理学的経営](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.032-320x180.jpeg)
心理学的経営の6つの構成要素
心理学的経営の構成要素についてご紹介していきます。
構成要素は以下です。
心理学的経営の6つの構成要素
- 動機付け
- 自律したチーム
- 組織の活性化
- リーダーシップ
- 適性
- 個性化
![心理学的経営の6つの構成要素:個をあるがままに生かすための必須要素](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.031-320x180.jpeg)
個人を動機付けする心理条件
ここでは、個人を動機付けする心理条件についてご紹介していきます。
個人を動機付けする心理条件は以下のような条件です。
個人を動機付けする心理条件
- 「自分はできる」と思える”自己有能性”
- 「自分で決める」状態の”自己決定性”
- 「認められている」と感じる”社会提起承認制”
これらは、ハーズバーグの「二要因論」と、ハックマンとオルダムの「職務設計の中核5次元」の心理学的な知見が土台となっています。
以下でそれぞれについてポイントをご紹介していきます。
![個人を動機付けする2つの理論:”二要因論”と”職務設計の中核5次元”](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.030-320x180.jpeg)
自律したチームの4要件
ここでは、自律したチームの4つの要件についてご紹介していきます。
自律したチームの4つの要件については以下です。
自律したチームの4要件
- 所属が明確
- お互いの個性がわかる人数
- 強い連帯感
- 邪魔されない意思決定
![自律したチームを作る4つの要件:明確な所属・個性の把握・連帯感・意思決定](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.029-320x180.jpeg)
組織の秩序と無秩序の循環プロセス
ここでは、組織の秩序と無秩序の循環プロセスについてご紹介していきます。
組織の秩序と無秩序の循環プロセスとは以下のようなサイクルをたどります。
組織の秩序と無秩序の循環プロセス
- 秩序=不活性組織
- 自己否定
- 無秩序=カオス
- 自己組織化
自己組織化がいづれは秩序となって、そこからまた活性化に必要なカオスを演出していきます。
![組織の活性化に必要な”秩序の破壊”とは?無秩序から生まれる自己革新](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.028-320x180.jpeg)
管理職に向いているタイプ
ここでは、管理職に向いているタイプについてご紹介していきます。
リクルートマネジメントソリューションズの『管理者適性アセスメント追跡調査2011』によると以下のタイプが管理職に向いているとレポートしています。
対人面では、社交的で集団の中でも臆せずに自分の意見を主張し、ものの筋を重視しながら多少のことでは動じない(外向・統率・理性・強靭)タイプと述べられています。
仕事面では、革新的で思い切った決断をする(変革・大胆)タイプです。
![管理職にもとめられる”リーダーシップ”とはどんな能力なのか?管理職に向いてるタイプ](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.027-320x180.jpeg)
判断するべき3つの適応
ここでは、企業が適応予測して採否を判断する3つのポイントについてご紹介していきます。
見極めるべき3つの適応
- 職務適応・・・仕事ができるか:仕事に適応し、課題遂行・問題解決ができる
- 職場適応・・・職場で人とうまくやれるか:対人的に適応して人間関係をつくることができる
- 自己適応・・・自分らしくいられるか:内的な価値基準や情緒的な適応、自己実現をめざせるか
適性検査や職務経歴について質問する面接などでは、1つ目の”職務適応”を見極めていきます。
また、性格診断テストや面接時の個性、志望動機などで、”自己適応”の部分について予測していきます。
これらの2つを総合的に判断し、かつ会社の文化、自社の仲間、業務内容を想像しながら”職場適応”に関する部分を予測していきます。
![社員の適性の見極めるポイントとは:3つの適応を予測して判断する意思決定](https://koma-lab.com/wp-content/uploads/2022/05/KOMA-LAB_アイキャッチ_シーズン3.026-320x180.jpeg)
おすすめ本
ここでは心理学的経営について参考になるおすすめ本をご紹介しておきます。
心理学的経営のおすすめ本
- 心理学的経営 個をあるがままに生かす
- ユング心理学入門
- 人間のタイプと適性―天賦の才 異なればこそ
- 人事と採用のセオリー
- 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論
- 活躍する人のセオリー 強みを活かす (PHPビジネス新書)
参考にしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
心理学的経営のポイント
- 心理学的経営とは
- 心理学的経営の6つの構成要素
- 個人を動機付けする心理条件
- 自律したチームの4要件
- 組織の秩序と無秩序の循環プロセス
- 管理職に向いているタイプ
- 判断するべき3つの適応
今回は「心理学的経営の総まとめ:個性を認めて尊重し合う”人間を大切にする”経営」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!