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エンゲージメントサーベイとは?従業員満足度との違いやなぜサーベイが必要なのかについて

エンゲージメントサーベイとは_画像

今日もまた、はやりに乗っかって、エンゲージメントサーベイについてまとめてみたいと思います。

以前の記事でもエンゲージメントや組織開発について少しご紹介してまいりました。

人事施策としては、もはや当たり前になってきていますよね、このエンゲージメントサーベイって。

ぼく自身も改めて勉強し直している最中ですが、少し調べてみたことをここでまとめておきたいと思います。

いろいろ調べてまとめてみた項目はだいたい以下の3点です。

この記事の内容:主にエンゲージメントやサーベイについて

  • そもそも、エンゲージメントって何だべさ?
  • エンゲージメントと従業員満足って何が違うのよ?
  • なんでそもそも、今なぜサーベイが流行ってるのさ?

こんな素朴な疑問に、さっくりと答えられるようにしてきたいと思います。

結論を先にいってしまうと、多様化と環境変化の加速が激しいので、組織の状態をただしく可視化しておこう!ってことなんですけどね。

そんなことを一個一個解説してみています。

今回は、「エンゲージメントサーベイとは?従業員満足度との違いやなぜサーベイが必要なのかについて」と題してご紹介してまいります。

それではさっそくみていきましょ〜。

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もくじ

エンゲージメントサーベイとは?

ここでは、「エンゲージメントとは?」について、改めてご紹介してまいりたいと思います。

マーケティング系のエンゲージメントなどの意味もありますが、ここでは会社と従業員の関係で使われる人事領域で用いられる「従業員エンゲージメント」について調べてみました。

従業員エンゲージメントをWeb上で定義をサーチしてみると、以下のような文言が出てきますね。

従業員エンゲージメントとは企業と従業員とが相互に影響し合い、共に必要な存在として絆を深めながら成長できるような関係を築いていくこと

引用:https://www.kaonavi.jp/dictionary/engagement/

従業員エンゲージメントが高くなると、企業経営・業績にもプラスの影響をもたらすといった調査結果もあるようですね。

そういった理由で、多くの企業が「従業員エンゲージメントを高める」ための取り組みを積極的に行おうとして、今ブームになっています。

そして、それを調べる調査のことを広くエンゲージメントサーベイといったりしますね。

エンゲージメントと従業員満足度との違い

それでは、「エンゲージメント」と「従業員満足度」とは何が違うのか、ここでみていきたいと思います。

従業員エンゲージメントと従業員満足度の違い従業員エンゲージメントと従業員満足度の違い

よく、従業員のエンゲージメントと従業員満足度の違いについても話題になるので、ここでその違いについて整理しておきたいと思います。

違いとしては、上記のようになります。

よく言われている明確な違いは、「結びつきの方向性」といわれていますね。

エンゲージメントは、組織と従業員がお互いの働きかけによって結びつきを強めていくもの。

一方で、従業員満足度は、処遇や環境に対する従業員からの評価であり、企業側の取り組みに応じて満足度が変わるものですね。

なぜエンゲージメントサーベイが必要なのか?

それでは、ここで「なぜ今、エンゲージメントサーベイ」が求められているのかについてご紹介してまいります。

ポイントは以下ですね。

エンゲージメントサーベイが求められる理由

  • 多様化する職場メンバーをマネジメントしないといけない
  • 慢性的な人手不足の中で従業員のエンゲージメントを高めなければいけない

大きな要因としては、上記の2点が理由としてあげられています。

昨今の日本のビジネス環境を踏まえると見えてくる理由ですね。

以下から、1つひとつ解説していきます。

多様化する職場メンバーをマネジメントしないといけない

1つめがいわゆる「職場の多様化」ですね。

職場を構成しているメンバーの社会的背景や雇用形態が多様化してきているのは、ご存知の通りかもしれませんね。

そんな中で、いかにしてチームとしてまとまりを作って成果を出すかがとても難しくなってきています。

メンバー同士がより協力し合うように働きかけること自体が難しくなってきています。

なので、常に職場のコンディションを可視化し、効果的なマネジメント施策を打っていくためにも、エンゲージメントサーベイは求められていますね。

慢性的な人手不足の中で従業員のエンゲージメントを高めなければいけない

2つめは「そもそも人手不足なので離反防止と生産性向上」が大切だという話ですね。

以前もご紹介しましたが、世界的にみても日本の企業の「熱意あふれる社員」度合いは非常に低いです。

引用:https://ideal-leaders.co.jp/20180418111855_2401

従業員がどの程度、仕事に熱意を持って取り組んでいるかを可視化し、現場にその結果をフィードバックしていくことで、リテンションにつながり、生産性を高めることが期待されます。

ま、いくら人事や現場が優秀な人材を育てたり獲得したりしたとしても、従業員が定着しなければ「採用→退職、採用→退職」を繰り返してしまって非効率ですからね。

そのための組織としての魅力、チームで働くことの有意義性、達成や貢献意欲といった指標を常に見続けることは、実際にパフォーマンスを発揮する現場の指標にしていきたいものですね。

チームとしてどのように成果を出していくかは、以前の記事でも紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。

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まとめ:大切なのは組織を客観的な視点で観測すること

いかがでしたでしょうか?

一番大切なことは、どんなに業務が忙しくなったとしても、この組織の状態を可視化するということを怠らないことでしょうね。

組織やチームがどんどん複雑化していく中で、客観的な視点で組織の状態を可視化したり、定点観測されている状態を維持したり、何か問題が発生した時の原因の分析と打ち手の立案が的確にできることが大切だと思います。

常に変化が求められる組織やチームの、変化をもたらすタイミングを逸しないようにするためにも、サーベイ実施って重要ですね。

今回は「エンゲージメントサーベイとは?従業員満足度との違いやなぜサーベイが必要なのかについて」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回!

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