エンゲージメントについてこれまで色々と書かせてもらってきましたが、以下のようなことが気になる人も多いと思います。
- 結局どうやったらエンゲージメントって高まるのか?
- エンゲージメントや心理的安全性を高める方法ってどんなことがあるの?
- どうすればエンゲージメントを高めてチームを成功させられりのか?
こんなふうに疑問に思っている人もきっといますよね。
そこで、どうすればエンゲージメントが高まるのか、そして心理的安全性が高まっていくチームが作れるのかについてここではまとめてみました。
ぼく自身も経験からそう思うことが多くありましたのでご紹介してみたいと思います。
今回は「エンゲージメントを高める5つの鍵とは?心理的安全性を高める方法【チーム運営の基本です】」
それでは、早速みていきましょ〜。
もくじ
チームを成功へ導く5つの鍵
ここでは、チームを成功に導く5つの鍵についてご紹介していきます。
これは結構有名な話ですよね。
Googleが行った調査「プロジェクト・アリストテレス(2012年〜2016年ごろまでの調査)」で発見された5つの要素ですね。
その5つの鍵というのが以下です。
チームを成功に導く5つの鍵
- 心理的安全性 …不安を感じず、リスクある行動を取れるか
- 信頼性 …互いに信頼して仕事を任せ合えるか
- 構造と明瞭さ …チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭であるか
- 仕事の意味 …各メンバーが与えられた役割に対して意味を見出せるか
- 仕事のインパクト …自分の仕事が組織や社会に対して影響力を持っていると感じられるか
この中で、一番重要とされているのが、1つ目の心理的安全性ですね。
「心理的安全性は他の4つの力を支える土台」であるとも報告されています。
つまり、チームの成功に最も重要な要素とも言えますね。
(だからめちゃくちゃ注目されるようになったんだと思いますけど…。)
「心理的安全性」の高いチームは、主体的な行動をとり、チーム内のアイデアを効果的に活用できるため、生産性の向上に寄与するとされています。
エンゲージメントと心理的安全性
心理的安全性がチームにとって大切だというのは、上記でも書かせていただきました。
その理由をシンプルに書くと、以下のようなことだと思います。
気恥ずかしさや不安感を感じることなく、リスクある行動を取ることができるようになること。
安心してチャレンジングな行動を取れるようにするために、周りの人、チームの人、上司との心理的安全性が大切だということですね。
エンゲージメントに必要な5つの心理的安全性の高め方
それでは、職場の心理的安全性を高める方法や高め方ついてご紹介してまいります。
よく言われている一般的な施策としては以下のようなことがあげられています。
【心理的安全性を高める5つの方法・施策】
- 多様性を認める
- 組織の透明性を上げる
- ピアラーニング・ピアボーナスを取り入れる
- 1on1・雑談の実施
- 無責任にならないような組織作りが重要
以下で一つひとつみていきましょう!
多様性を認める
一つ目の心理的安全性の高め方は「多様性を認める」ですね。
よく言われているキーワードではありますが、まだまだ、難しくて多様性が低いのが日本の企業の印象としても残っていますね。
実は職場内においても見えないバイアスや同調圧力というのが働いていたりもしますからね。
そのためにも、お互いを尊重し合うような風土というのが大切だと言われています。
そういう風土で働けば、もちろんエンゲージメントも向上しますよね。
組織の透明性を上げる
評価基準や自分に対する情報やフィードバック、組織内での情報連携など、今の組織がどのような状態でどんな情報を持っているのか。
こういった点がこの「組織の透明性を上げる」では大切ですね。
これもよく言われている施策ではありますが、一朝一夕でできるものではありませんね。
お互いが相互に連携しあうようなアクションをとる工夫が必要なんだと思います。
ただ、組織の透明性をあげようという方向性をチーム立ち上げの序盤に持つことがポイントかもしれませんね。
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ピアボーナスを取り入れる
ピアボーナスは具体的な報酬が伴うケースとそうでないケースがありますが、相手の良い仕事を賞賛しながら報酬を送り合うような仕組みですね。
組織の透明性にもこれは関わってきますね。
社内の雰囲気を改善したい、評価制度がわかりづらい、など悩みを持つ企業にとっては導入を考えても良いかもしれません。
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1on1・雑談の実施
このWebサイトでもよく1on1については取り上げさせてもらっていますね。
また、「1on1が雑談になってしまって効果がない」などとも言われていますが、1on1の目的や雑談の目的をどのように置くかだと思います。
お互いが安心して信頼できる関係を作れる、要は本音で話せる関係となっていくことが大切ですよね。
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無責任にならないような組織作りが重要
「何言っても大丈夫」「無責任な振る舞い」となるんじゃないか、事実なってしまうというのも、心理的安全性を文化にする難しさですよね。
個人としてもチームとしても、明確なビジョンをもって仕事に取り組めば、安心感と責任感が両立した組織作りができると言われていますね。
この辺りは、チーム視点、全員リーダー視点といった観点をチームワークの中に盛り込むように工夫が必要だともいますね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
エンゲージメントは心理的安全性は、働く人の自律がなければ、諸刃の刃かもしれませんからね。
だからこそ、実現したい世界やビジョン、目標といったゴールを示すことで、共感と貢献意欲を引き出すことがまずは第一歩なんでしょうね。
今回は「エンゲージメントを高める5つの鍵とは?心理的安全性を高める方法【チーム運営の基本です】」
それでは、また次回!
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