このWebサイトでは、何度かチームづくりや目標設定についてご紹介してきています。
そんな中で、チーム運営を通じて以下のように思っている人もいるのではないでしょうか?
- チームのコミュニケーションをよくしたい
- チーム全員の関係性が目標に向かうように促したい
そもそも、チームのメンバー同士が「お互いの仕事をあまり知らない」という状況も多いのではないでしょうか。
一方で、変化が激しく、常に新しいことをチャレンジしないといけないビジネス環境だからこそ、よりメンバー同士が繋がりあって、共創するようなチームづくりをしたいと考えるリーダーやマネジャーも多いと思います。
そんな人に参考になりそうなのが、「ウィン・セッション」という取り組みです。
今回は、「チームに賞賛文化をもたらすウィン・セッション:チーム目標達成を支えるハートフルなスキーム」と題して、ウィン・セッションについてご紹介してまいります。
タイトルにもあるように、チームの目標達成を支える、ハートフルな仕組みですよ。
それでは、早速みていきましょう!
もくじ
ウィン・セッションとは
ここでは、ウィン・セッションとはどういうものかをご紹介してまいります。
ちょっと調べてみたら、以下のような解説が上がってきました。
ウィン・セッションとは
ウィンセッション(Win-session)とは、チーム・メンバー同士がお互いの仕事内容を承認、称賛しながら情報共有を行うチーム・ミーティングのこと。
参考:https://note.com/tabanel_okuda/n/ncecf2cf067f9
つまり、自分が良かったと思える仕事をメンバーに見せ合うミーティングのことですね。
ちなみに、このウィン・セッションはOKRをチームの目標としているチームで使われることが多いです。
自分が良かったと思える仕事とはどういうものでしょうか。
例えば、以下のようなものですね。
- 自分が整理したデータ
- 作ったパワーポイント資料
- 関わった人の良かった行動
- 営業は顧客とのこと
- サポート部門は支援した人のこと
上記のような、良かったと思える仕事ですね。
必ず、何かしらあるはずでしょ?
こういったことを発表し合う場も、以前紹介した「CFR」の中に含まれますね。
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ウィン・セッションを運営するメリット
それでは、次にウィン・セッションを運営するメリットについてご紹介してまいります。
ウィン・セッションを運営するメリットとしては以下ですね。
ウィン・セッションを運営するメリット
- 本人が特別な仕事をしているという自負が芽生える
- 共有される出来事がチームの中での楽しみになる
- 組織やチームからメンバーに対して感謝が伝わり仕事の意義に結びつく
上記のようなことがメリットとしてあげられます。
メンバー同士の仕事の内容も少しずつ理解し合えるようにもなります。
その中でも「すごい!」とか「なるほどね〜」といった学びになることも多かったりしますね。
それが今後のメンバー同士の成長支援のきっかけになりますよね。
個々人が1分〜3分くらいの間で、自分の仕事について語ることそのものが、発信になります。
発表のコツは、チームや個人の目標を振り返りながらコメントすることがコツですね。
リーダーやマネジャーも、進捗を把握しつつも、良い仕事の発見に結びつく場になりますね。
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ウィン・セッションの運営のポイント
最後に、ウィン・セッションの運営のポイントについて解説をしていきます。
ウィン・セッションの運営のポイントは以下ですね。
ウィン・セッションの運営のポイント
- 開催日を金曜日にする(1週間〜2週間の間隔で行うのがベター※個人の肌感)
- ランチやディナーの時間帯にワインやビールを飲みながら実施(リモートOK!)
- 目標を達成するための重要なスキームの一部であると全員に認識させる
大きなチームや業種・職種によっては開催の頻度は月に1回というチームもありますけどね。
(このあたりは臨機応変に)
日頃から、メンバーは高い目標に向かって活動を行なっています。
高い目標だからこそ、成功することよりも失敗することの方が多いでしょう。
そして失敗を克服するアプローチばかりが行動として求められてしまいます。
これだと憂鬱になりがちです。
ですので、ウィン・セッションでは成功に目を向けて、成功したことを讃えあえる場を設けて、チームの目標達成を支えようという仕組みですね。
このような職場環境を作るという観点からも、ウィン・セッションは活用できますね。
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まとめ:ハートフルなスキームの壁?
いかがでしたでしょうか?
今回は「チームに賞賛文化をもたらすウィン・セッション:チーム目標達成を支えるハートフルなスキーム」と題してご紹介してまいりました。
ただ一点、注意すべきことがあります。
それは、最初は小っ恥ずかしいという点です。
この障害を乗り越えた先には、いいチームになってると思いますよ(多分)。
参考になれば嬉しいです。
それでは、また次回!
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