スパイラルダイナミクスについて知りたい人「スパイラルダイナミクスってどんなものなのかな?ティール組織の組織の段階のベースになっているみたいだけど、どんな発達段階なんだろう?」
このような疑問にお答えしていきます。
ティール組織のもとになっているのは、”発達心理学”です。
その発達理論の1つで有名なのが、この「スパイラルダイナミクス」です。
スパイラルダイナミクスとは以下のような”意識の発達段階”ですね。
スパイラルダイナミクス
- ターコイズ:全体の眺め
- イエロー:しなやかな流れ(ティール)
- グリーン:人間らしい絆
- オレンジ:努力への意欲
- ブルー:真理の力
- レッド:力のある神々
- パープル:血族の精神
- ベージュ:存在の感覚
後ほどの図でもチェックしてもらいたいんですが、世界観や名称がなかなか詩的で綺麗な表現がされていますね。(余談です)
今回は「人間の意識の発達段階とは?ティール組織のもとになった”スパイラル・ダイナミクス”」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
発達心理学から見えてきた意識の段階
ここでは、発達心理学から見えてきた意識の段階について解説していきます。
インテグラル理論を唱えているケン・ウィルバー先生が100人を超える研究者の導き出した”発達理論”を集めて整理したことがあったそうです。
そこから発見したのが、”心の成長や発達は、一連の段階が次々と開きだされていくこと”だということですね。
この段階は、1つひとつの階段を上るような直線的な発達ではなく、流動的かつ螺旋状に、多種多様に、無限な様態をとりながら展開していきます。
”アンフォールド”ってヤツですね。
スパイラルダイナミクス
ここでは、スパイラル・ダイナミクスについてご紹介していきます。
スパイラルダイナミクス
- ターコイズ:全体の眺め
- イエロー:しなやかな流れ(ティール)
- グリーン:人間らしい絆
- オレンジ:努力への意欲
- ブルー:真理の力
- レッド:力のある神々
- パープル:血族の精神
- ベージュ:存在の感覚
このようなものになっていますね。
これらは、下の階層から内包されて発達していくのがこのスパイラルダイナミクスの考え方で、ティールも同様の考え方を辿っています。
スパイラルダイナミクスがベースになった組織の発達段階
このスパイラルダイナミクスをベースに、フレデリック・ラルーはティール組織を考えだしています。
フレデリック・ラルーの組織の発達段階は以下です。
組織の発達段階モデル
- レッド:衝動型
- アンバー:順応型
- オレンジ:達成型
- グリーン:多元型
- ティール:進化型
このようなモデルが組織の発達段階モデルですね。
日本だと、ブラック企業とか、ホワイト企業とか、白黒はっきりさせる表現が多いですね。
ティール組織が出てきて以降、組織の色合いもカラフルになったと思います。
(最近だと、日本人そのものが”ホワイト化”していて、ポリティカル・コレクトレスのせいで行き過ぎてる気がしてならないですけど。)
組織の発達段階については、「組織の発達段階モデルとは?レッド・アンバー・オレンジ・グリーン・ティールの段階的な発達」でも紹介しているので、よければチェックしてみてください。
ケン・ウィルバーのおすすめ本
ここでは、インテグラル理論を提唱しているケン・ウィルバーのおすすめ本についてご紹介しておきます。
インテグラル理論のおすすめ本(ケン・ウィルバー)
- インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル
- インテグラル理論を体感する 統合的成長のためのマインドフルネス論
- INTEGRAL LIFE PRACTICE ~私たちの可能性を最大限に引き出す自己成長のメタ・モデル~
まだプラクティスは目を通せてないです(すみません)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
スパイラルダイナミクス
- ターコイズ:全体の眺め
- イエロー:しなやかな流れ(ティール)
- グリーン:人間らしい絆
- オレンジ:努力への意欲
- ブルー:真理の力
- レッド:力のある神々
- パープル:血族の精神
- ベージュ:存在の感覚
今回は「人間の意識の発達段階とは?ティール組織のもとになった”スパイラル・ダイナミクス”」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!