オープンスペース・テクノロジーについて知りたい人「オープンスペース・テクノロジーって一体何なんだろうな?どんなふうにして対話を進める手法なんだろう?」
このような疑問にお答えしていきます。
オープンスペース・テクノロジーは以下のような組織開発の手法です。
オープンスペース・テクノロジーとは
- 参加者の「自己組織化」能力を絶対的に信頼し育むことで納得できる合意に到達する対話の手法
では、どのように進めていくのかについて詳しく解説していきます。
今回は「オープンスペース・テクノロジーとは?参加者の自己組織化を育み主体的な対話を進める手法」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
オープンスペース・テクノロジーとは?
ここでは、オープンスペース・テクノロジーについて解説していきます。
冒頭でもご紹介してますが、オープンスペース・テクノロジーとは以下のような考え方です。
オープンスペース・テクノロジーとは
- 参加者の「自己組織化」能力を絶対的に信頼し育むことで納得できる合意に到達する対話の手法
「自己組織化」は、個々の自律的な振る舞いが大きな秩序を作り出す現象のことですね。
オープンスペース・テクノロジーの4つの原理と1つの法則
オープンスペース・テクノロジーには、4つの原理と1つの法則があります。
4つの原理とは以下です。
オープンスペース・テクノロジーの4つの原理
- 原理1:参加者は誰でも適任者である:地位や立場に関係なく情熱を持った人が適任者という考え方
- 原理2:何が起ころうとそれが起こるべき唯一のこと:予期せぬことが起こったら、そこから学習する
- 原則3:いつ始まろうと始まった時が適切な時:時間に関係なく起こる創造性や参加者のエネルギーの高まりを活かす。タイミングが熟した時が適切な時。
- 原則4:いつ終わろうと終わった時が終わりである:2時間かけて話そうが、10分であろうが、結論が出たらそこで終わり。
オープンスペース・テクノロジーの法則
- 主体的移動の法則:学習も貢献もしていないなら、自分の足で生産的になれる場所へ移動する
このような4つの原理と1つの法則があります。
オープンスペース・テクノロジーの進め方
ここから、オープンスペース・テクノロジーの進め方についてご紹介します。
オープンスペース・テクノロジーは以下のような進め方をしていきます。
オープンスペース・テクノロジーの進め方
- オープニング:円になって座り、目的やスケジュール、4つの原理などが説明されます。
- 検討テーマの提案:参加者が円の中央に進み出て検討したいテーマを書き、読み上げて提案する。
- マーケットプレイス:テーマが出揃ったら参加者は好きなテーマの分科会に参加する。時間の重なりやテーマの重複などは参加者同士が自主的に解決する。
- 提案とクロージング:分科会終了後に円に戻り、取り組みたいプロジェクトを提案し、実行チームを作る。全員が感想を言い合って解散。
このようにしてオープンスペース・テクノロジーを進めます。
オープンスペース・テクノロジーのおすすめ本
ここでは、オープンスペース・テクノロジーのおすすめ本をご紹介します。
オープンスペース・テクノロジーのおすすめ本は以下です。
ちなみに、ホールシステムについては「ホールシステム・アプローチとは【その期待される効果や代表的な4つの手法について紹介】」でも紹介していますので、よければチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
オープンスペース・テクノロジーとは
- 参加者の「自己組織化」能力を絶対的に信頼し育むことで納得できる合意に到達する対話の手法
今回は「オープンスペース・テクノロジーとは?参加者の自己組織化を育み主体的な対話を進める手法」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!