組織とは何かを考えている人「そもそもなんだけど、組織っていったい何なんだろう?改めて”組織とは”って考えると難しいな〜。何かわかりやすい説明ってないのかな?」
このような疑問にお答えしていきます。
時々、ふと「組織とは何か?」って考えるタイミングってあったりしますよね?
自分が組織を率いる立場になったり、組織に関連する仕事をし始めたりするときに、よくこのような疑問を考える人も多いでしょうね。
ぼく自身も、改めて「組織って何ですか?わかりやすく教えてください」って言われたら、めちゃくちゃしどろもどろになっちゃいますね。
ちなみに、組織とは、いろいろな人がいろんな定義をしていますが、結論としては以下ですね。
っていうのがざっくりな定義ですね。
今回は「組織とは何か?わかりやすく説明できないか考えてみた:人が集まっただけでは組織ではない」と題して、改めて組織とは何なのかについてご紹介して参ります。
ちなみに、組織についてのおすすめ本を「組織のエンゲージメントを高めるおすすめ本10冊を紹介:組織と社員が成長し合える組織開発」でも紹介しているので、よければ読んでみてください。
それではさっそくみていきましょ〜。
もくじ
組織とはいったい何なのか?
ここからは、「組織とは何なのか?」について改めてみていきたいと思います。
これまでもいろんな学者さんが組織についてはまとめてくれていますね。
組織について考えてきたえらい学者さん
- エドガー・シャイン(組織開発の研究者)
- チェスター・バーナード(経営学者)
- 波頭亮(経営コンサルタント)
以下で1つずつご紹介していきます。
組織とは何なのか?①:エドガー・シャインの定義
組織開発の研究者であるエドガー・シャインは組織を以下のように定義していますね。
エドガー・シャインの組織の定義
- ある共通の明確な目的、ないし目標を達成するために、分業や職能の分化を通じて、また権限と責任の階層を通じて多くの人々の活動を合理的に協働させること
このように述べられていますね。
組織とは何なのか?②:チェスター・バーナードの定義
次に、経営学者のチェスター・バーナードの定義をご紹介します。
チェスター・バーナードの組織の定義
- 意識的に調整された、人々の活動や諸力のシステム。システムとしての成立の条件は共通の組織目的・貢献し協働する意欲・円滑なコミュニケーション。
このようにまとめられていますね。
組織とは何なのか?③:波頭亮の定義
3人目は波頭亮さんの組織の定義をご紹介します。
波頭亮さんの組織の定義
- 複数の組織構成員の有機的協働によって、より効率的に共通の組織目標を達成することを通じて、各組織構成員の得る個別効用を極大化させるための集団
このように述べられていますね。
組織の要件とは何なのか?
ここまでは、いろんな人の組織の定義をご紹介してきましたが、どうやら共通する部分がありそうですね。
その共通点が以下です。
組織の要件
- 目的を共有する
- 他者と協働する
この2つが組織としての条件なんでしょうね。
組織の要件①:目的を共有する
目的を共有するというのは、「共通の目的を目指していること」でしょうね。
人間は実はそれぞれが別々の目的を持っていたりします。
ただ集まっただけでは力も集約されませんから、目的を共有することが組織には求められますよね。
組織の要件②:他者と協働する
他者と協働するというのは、「一人でやるよりも効果がある」からですね。
一人でやるのが効果的なら、別に集まる必要もなさそうですから。
組織の目的を一緒に目指せない人はその組織に属してはいけない?
個人的にはそうは思わないですけどね。
目的に行き着くまでの途中のプロセスで、何かを一緒にできると思えたら組織に属しても良いんじゃないでしょうか?
ここは、ドラッカー先生の言う「何に貢献をするのか?」といった”貢献”にフォーカスして個人も組織も活動をするべきなのかもしれません。
”貢献”にフォーカスして集まれば、組織として「組んで織りなす」が実現がされるんでしょうね(知らんけど)。
組織を学ぶおすすめ本の紹介
ここでは、少し、組織を学ぶのに役立ちそうなおすすめ本を紹介しておきますね。
組織を学ぶおすすめ本
この辺りは、やっぱり含蓄が深いので勉強になりますよね。
まとめ:組んで織りなすのが組織らしい
いかががでしたでしょうか。
改めて、ポイントは以下です。
組んで織りなすのが組織ということらしいです。
今回は「組織とは何か?わかりやすく説明できないか考えてみた:人が集まっただけでは組織ではない」と題してご紹介してみました。
参考になる人に参考になれば。
それではまた。