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決断力とは何か?日本の管理職が弱くなってしまった意思決定能力の具体的な行動と特徴を解説

ときどき、以下のような人物に出くわしたりしませんか?

  • いつになったか結論が出るんだろう?
  • リスクばっかり考えてたら、結局なにもできないんじゃないかな?
  • いつもこっちから結論を持っていかないと何も決められないな

こんなふうに思ったり感じたりすることって、あると思います。

おそらくそれは、「決断力」という能力が影響していると思います。

以前にも、情報をよく捉える情報把握力と、情報を通じて現状の解像度を高める分析力そしてプランニングをする策定力についてご紹介しています。

それらの思考のプロセスをもとに、決めていくのが「決断力」です。

では、その「決断力」とは何なのか?

今回は「決断力とは何か?日本の管理職が弱くなってしまった意思決定能力の具体的な行動と特徴を解説」と題してご紹介してまいります。

意思決定能力の中で、もっとも重要な能力かも知れませんね。

意思決定能力全般を鍛えるには、問題解決の思考編を参考にしてみてください。

それでは、さっそくみていきましょ〜。

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もくじ

決断力とは何か?決断力の定義を解説

それでは、ここから「決断力」とは何か?ということで、「決断力」の定義についてご紹介してまいります。

「決断力」の定義としては、以下ですね。

決断力の定義

ちょうど良いタイミングで、はっきりと意思決定を下す能力

「ちょうど良いタイミング」というところがポイントなんでしょうね。

後半の「はっきりと」と「意思決定」は、もう後戻りしない、(よほどのことがない限り)変更しないような意思力ですね。

では、「決断力」の高い人、低い人はそれぞれどのような行動の傾向があるのかをご紹介してまいりますね。

まずは「決断力」の強い人からいきましょう。

決断力の強い人の行動の特徴

それでは、「決断力」の強い人の行動の特徴をこちらでは解説していきます。

「決断力」の強い人の行動の特徴は以下のような行動をする人ですね。

決断力の強い人の行動の特徴

  • タイミングよく、ハッキリと決める
  • 不明確な情報しかない時でも、安定して決定する
  • 躊躇することなく、素早く意思を表示する
  • 意思決定の当事者として、進んで決定に関与する
  • 迅速に適切な結論を導き出す

このような行動をする人は、「決断力」が強いといえます。

明快に、はっきり、ブレずに、指し示す、みたいな行動傾向がありそうですね。

では、一方の「決断力」の弱い人の行動の特徴はどういうものかをみていきましょう。

決断力の弱い人の行動の特徴

「決断力」の弱い人の行動の特徴をご紹介していきます。

「決断力」の弱い人の行動の特徴は、以下のような感じの人ですね。

決断力の弱い人の行動の特徴

  • 決定を保留してしまって、完結するメドが立たない
  • いつも行動が遅れて、後手に回ってしまう
  • あまりにも結論を早く導き出し、論理にも飛躍がある
  • 催促されてしかたなく決定する
  • 十分な情報や判断材料が揃うまで、決めることを先送りする

こんなようなことをする人は、「決断力」が弱いと判断できますね。

全段にも書きましたが、分析力や策定力の高い人ほど、決断が遅くなってしまったりしますね。

なかなか、この辺りは表裏一体の能力かも知れません。

決断力を見極めるポイント

それでは、ここでは「決断力」を見極めるポイントについてご紹介していきたいと思います。

以下のようなポイントで「決断力」の高い人、低い人を見極められると思いますね。

決断力の高い人を見極めるポイント

  • タイミングよく、意思決定を行える
  • 情報不足の中でも、状況をよくするために迷わず決定する
  • 思い切りよく、決断をくだせる
  • 早く、はっきりとした意思決定をし、戸惑いなどを見せない

決断力の低い人を見極めるポイント

  • 人任せにしたり、先送りをしたりしない
  • 慎重に対処しようとするばかりで、結論がくだせない
  • 重要な問題を先送りする
  • リスクに敏感で、果敢な意思決定が不足する

このようなところが見極めるポイントになりそうですね。

決断力を高めたいと思う人は、戦略シミュレーションのゲームとか、将棋やオセロなどをして意思決定力を高めたりできますね。

選択と意思決定の連続のゲームですから、バカにできないですよ。

まとめ:決断力を発揮する近道

いかがでしたでしょうか?

「決断力」は、潤沢な資金があると、明快に下せる人が増える傾向がありますね

リスクをそこまで考えずに決断ができるからなんでしょうけど、これって、バブルを経験してきている管理職の皆さんは高かったと考えられていますね。

一方で、失われた20年の中で管理職になられた人たちは、分析力や策定力が強くなってしまって、決断がなかなかくだせない人も増えているという見解もあったりします。

確かに、色んな角度で思考をめぐらせると、「決めきれない」頭の良い人も多い印象があります。

ぜひ、この点も意識してみてください。

(かといって、なんでも「えいや!」で決めてしまうのもバカかも・・・ぼくか?w)

今回は、「決断力とは何か?日本の管理職が弱くなってしまった意思決定能力の具体的な行動と特徴を解説」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回!

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