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策定力とは何か?状況に適した対策案を立案する能力:実現性と効果性の2つを担保すること

ときどき、以下のような人物に出くわしたりしませんか?

  • なんか現実味のない施策や方針が多いよね〜
  • これって根拠ほとんどないよね?
  • この人の都合で今の対策って行われてない?

こんなふうに思ったり感じたりすることって、あると思います。

おそらくそれは、「策定力」という能力が影響していると思います。

意思決定に必要な能力のひとつですね。

以前にも、情報をよく捉える情報把握力と、情報を通じて現状の解像度を高める分析力についてご紹介しています。

この二つがあってやっと「策定力」という対策立案(プランニング)という思考プロセスになるわけですね。

では、その「策定力」とは何なのか?

今回は「策定力とは何か?状況に適した対策案を立案する能力:実現性と効果性の2つを担保すること」と題してご紹介してまいります。

この能力も、問題解決の思考編が極めて影響してくる能力ですね。

それでは、さっそくみていきましょ〜。

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もくじ

策定力とは何か?策定力の定義を解説

それでは、ここから「策定力」とは何か?ということで、「策定力」の定義についてご紹介してまいります。

「策定力」の定義としては、以下ですね。

策定力の定義

現場に適した対策案や企画案を考え出す能力

「現場に適した」というところがポイントなんでしょうね。

後半の「対策案」「企画案」は、よく提案力とか企画力といったりもしますからね。

ほとんど同義でいいと思いますよ。

(あるいは、分析力や策定力など思考プロセスの一部を総称して「提案力」や「企画力」ともいったりもしますかね。)

では、「策定力」の高い人、低い人はそれぞれどのような行動の傾向があるのかをご紹介してまいりますね。

まずは「策定力」の強い人からいきましょう。

策定力の強い人の行動の特徴

それでは、「策定力」の強い人の行動の特徴をこちらでは解説していきます。

「策定力」の強い人の行動の特徴は以下のような行動をする人ですね。

策定力の強い人の行動の特徴

  • 多面的に対策を考えることができる
  • 対策の効果性を考慮しながら、その対策を客観的に評価する
  • 物事の今後の事態を予測しながら必要な対策案を考えることができる
  • 公平な立場に立って、妥当性の高い案を客観的に選択する

このような行動をする人は、「策定力」が強いといえます。

もしかしたら、「判断力」という力も含まれるかも知れませんね。

では、一方の「策定力」の弱い人の行動の特徴はどういうものかをみていきましょう。

策定力の弱い人の行動の特徴

「策定力」の弱い人の行動の特徴をご紹介していきます。

「策定力」の弱い人の行動の特徴は、以下のような感じの人ですね。

策定力の弱い人の行動の特徴

  • 次なる対策案や代替案を考えずに一辺倒の対応になる
  • 現実性を考えず、原則や机上の空論になる
  • 将来起こりうる影響に気づかずに、今後の事後対策を考えない
  • 自分の都合で情報を選んだり独断をする

こんなようなことをする人は、「策定力」が弱いと判断できますね。

次の現実的な「次の」一手、二手といった所にポイントがありそうですね。

策定力を見極めるポイント

それでは、ここでは「策定力」を見極めるポイントについてご紹介していきたいと思います。

以下のようなポイントで「策定力」の高い人、低い人を見極められると思いますね。

策定力の高い人を見極めるポイント

  • 現状を正確にとらえて、現実性の高い施策を打ち出すことができる
  • 多くの選択肢を導き出して、さまざまな切り口を用いてメリットとデメリットを考えている
  • 実践的で妥当性の高いソリューションを考えている
  • 無理のない結論を導く

策定力の低い人を見極めるポイント

  • 施策に現実味がなく、机上の空論になりがち
  • 対策に論理的裏付けが不足していて、納得が得られていない
  • 自分の都合で情報を取捨選択していて、独断になっている
  • 先入観や固定観念にとらわれていて、偏った対応になっている

このようなところが見極めるポイントになりそうですね。

まとめ:策定力を発揮する近道

いかがでしたでしょうか?

「策定力」は、分析力によって多角的な物の見方ができるかも大切でしょうね

かつ、現実性と効果性を考えつつも、いかに「その手があったか!?」と気付けるかというのも大切なんですよね。

ぜひ、意識してみてください。

さらに大きな全体像を作るコツについては、こちらの記事でも紹介してますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

今回は、「策定力とは何か?状況に適した対策案を立案する能力:実現性と効果性の2つを担保すること」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回!

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