やっぱり最近歴史から学ぶことって多いなぁ〜って思うので、今日もこういうテーマでお話ししたいと思います。
- 組織や戦略って、理論ではわかるけどリアルにイメージできないなぁ
- 机上では考えられるけど、それでも現実には勝者と敗者に分かれるのは何故だろう?
- 環境や状況は変わっても人って変わらない、そんな普遍的な人ってどうやって学べば良いんだろう?
こういう疑問に答えてくれるのが、歴史だと個人的には思っています。
(ただ歴史コンテンツが好きなだけですけどw)
今回は、「戦略と組織の感覚を爆速で身につけるおすすめ本3選:司馬遼太郎の歴史小説「徳川家康三部作」」と題してご紹介してまいります。
戦略と組織って書いてますが、実質的には「人間とは何か?」ってことを教えてくれる作品たちですね。
ぼくが新入社員研修の担当者だったり、採用担当者だったら、「必ず読んでおくように!」と伝える課題図書かも→いつか独立したい人が対象ですけどw
それでは、さっそくみていきましょう!
もくじ
戦略と組織の感覚を爆速で身につけるおすすめ本3選
さて、ここでは「戦略と組織の感覚を爆速で身につけるおすすめ本3選」をご紹介してまいります。
ご紹介したいのは、以下の小説ですね。
戦略と組織の感覚を爆速で身につけるおすすめ本
- 覇王の家
- 関ヶ原
- 城塞
いずれも、司馬遼太郎作品ですね。
読まれたこと、あります?
覇王の家:人を動かす信頼関係構築術の名著
こちらの「覇王の家」が徳川家康三部作の第一作品目にあたります。
室町幕府が衰退し、応仁の乱をきっかけに各地で戦乱が勃発していく戦国時代を徳川家康を描いていますね。
徳川家康の生涯を追いながら、どこか得体の知れない家康の人物像に迫った作品です。
もともとは非常に小心者だった家康です。
生まれながらの環境や状況も可哀想としか言いようのない境遇の中で、何とかしてピンチを切り抜けようとする粘り強さと姿勢が描かれていますね。
また、いかにして相手を信頼させるかといった「人心掌握」の勉強にもなる名作ですよ。
上・下巻で全2巻のおすすめ本ですね。
関ヶ原:リーダーシップスタイルの違いが学べる名著
「関ヶ原」は徳川家康三部作の2作目です。
こちらは、以前の記事でも紹介していますが、リーダーシップスタイルの違いが学べるおすすめの本ですね。
徳川家康の天下取りが主題の小説で、石田三成との確執をあらわにしている、情と智謀の両極端なところが絶妙な作品です。
徳川家康三部作の2作目ですね。
上・中・下巻で全3巻おすすめ本、読み応えありますね。
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リーダーシップの2つタイプを学ぶ:情と理(利)の対極が描かれた天下分け目の「関ヶ原」
城塞:先を読んだ戦略思考が学べる名著
「城塞」は司馬遼太郎の徳川家康三部作の最終章の作品です。
二手三手と先を読んで戦略を組み立てていくのがめちゃくちゃ勉強になる作品です。
関ヶ原の戦いに勝利した家康が、次は豊臣家を滅亡させようと決意して実行したというのが物語の流れです。
そのきっかけは、対面した豊臣秀頼の人気に危機感を覚えるからというもの。
若きヒーローに対する妬みもあったんですよね。
そして大阪の陣という有名な戦に進んでいきます。
徳川サイドの緻密な政治工作とか、豊臣サイドの道理に依った若干現実離れした考え方など、互いのスタンスの違いがよく描かれている作品でもあります。
組織の論理=強者の論理は、どことなく今の世の中の「資本の論理」を教えてくれますね。
(けっきょく、資本を持った側の人間が強いのかも)
こちらも上・中・下巻の全3巻のおすすめ本です。
歴史コンテンツから戦略・組織を学ぶススメ
ぼくはまだ経験の浅かったときに、よくこういった歴史コンテンツを読んでいました。
組織や戦略のおおもとをたどっていくと、「戦争」というキーワードに行き着きます。
色んな戦争や戦いを通じて、戦略や戦術、組織の形や人と人との交渉、心理戦といったことが生まれてきていますね。
必死で生き抜くために知恵を絞っている姿勢や、ピンチをどうくぐり抜けてきてきたか、強い人と弱い人の違いは何なのか?などを、ぼんやりと考えながら色んな歴史作品を楽しむのがコツですね。
ぜひ色んな歴史コンテンツを読んでみるのをおススメします。
(「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ(オットー・ビスマルク)」っていう言葉もありますからね)
まとめと番外編のおすすめ本
いかがでしたでしょうか。
今回は、「戦略と組織の感覚を爆速で身につけるおすすめ本3選:司馬遼太郎の歴史小説「徳川家康三部作」」と題してご紹介してまいりました。
組織の法則が学べるのは、「信長の原理」という小説を以前ご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
また、人を動かし組織を動かすという視点では、「項羽と劉邦(全3巻)」という小説もまたおすすめ本ですので、ぜひこちらも興味があれば読んでみてください。
それではまた次回!
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