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リーダーシップの2つタイプを学ぶ:情と理(利)の対極が描かれた天下分け目の「関ヶ原」

先日とある人とお話をしていた時に、「情」と「理」の話が上がりました。

情と理って、大きく分けて2つの時に使える考え方かなって思っています。

  • 何か物事を判断・決断するときに重要視するポイント(あるいは軸)
  • 人を動かすときにどちらで訴えかけるかのコミュニケーションのスタイル

(2つに分けて書いてみたけど、結局は同じか?って気がしてきましたw)

コミュニケーションのスタイルでいうと、以前の記事でも少し触れていますよね。

この、情と理が見事に描かれた名作があります。

それが司馬遼太郎の「関ヶ原」ですね。

今回は「リーダーシップの2つタイプを学ぶ:情と理(利)の対極が描かれた天下分け目の「関ヶ原」」と題してご紹介していきます。

結論を先に言っちゃうと、「関ケ原」って面白いですよ、って話しなんですけどね。

(時々こういう「映画」とか「小説」から学ぶ〇〇シリーズみたいな記事も書いていこうと思います 笑)

それでは、さっそくみていきましょう!

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もくじ

リーダーシップのタイプを描いた「関ケ原」:映画と小説を紹介

そもそも、「関ヶ原」を知らない人も多いと思うんで、こちらで紹介しておきますね。

歴史好きの人はよくご存知かもしれませんけど。

小説:関ヶ原(司馬遼太郎)

巨匠・司馬遼太郎さんが残した名作小説ですね。

徳川家康三部作の1つとも言われている作品です。

あ、ちなみに上・中・下って全3巻に渡る長編小説です。

映画「関ヶ原」

上記の司馬遼太郎の関ヶ原を原作にして映画化されたのがこちらの映画「関ヶ原」ですね。

石田三成を岡田准一さん徳川家康を役所康二さんが演じていらっしゃいます。

ちなみに、関ヶ原の合戦って、たった6時間しか行われなかったみたいですよ。

リーダーシップの2つのタイプ

さて、ここから本題の「リーダーシップ」の2つのタイプについてまとめていきます。

「関ヶ原」で描かれているリーダーシップのタイプは以下の2つですね。

「関ヶ原」で描かれているリーダーシップの2つのタイプ

  • 情熱や信念などを重視するタイプ
  • 合理性や利益・利点を重んじるタイプ

以下で作品を通じてどのように描かれているのか、ご紹介していきますね。

情熱とビジョンで正義を貫いた石田三成

映画「関ヶ原」では、岡田准一さんが演じた主人公が石田三成でしたね。

男のぼくが観てもカッコいい…

「関ヶ原」のメッセージが「正義を貫く」というものだと思いますが、まさに人を巻き込もうとしていくときにも、真っ直ぐに情熱的に働きかけています。

こういった情熱を持って人を動かすタイプのリーダーシップ・スタイルって、憧れちゃいますね。

正義や信念、ビジョンといった求めている世界観に向かって生きるメタファーじゃないでしょうか。

合理・論理・利益で人の動かす徳川家康

一方で、その対極に描かれていたのが、「利益」で人を動かす徳川家康ですね。

人の裏をかいたり、相手の持っている欲求を読み解いて、それをエサに自分の味方を増やしていくというやり方ですね。

映画では、そういった「人が動く原理」みたいなものを仲間と一緒にあれこれ考えるシーンもあり、印象的でしたね。

けっこう意地悪なキャラクターで描かれてましたけどw

あれはあれで「勝つため」に必要な姿勢ですよ。

まとめ:勝つのはどっち?共感するのはどっち?

いかがでしたでしょうか。

今回は「リーダーシップの2つタイプを学ぶ:情と理(利)の対極が描かれた天下分け目の「関ヶ原」」と題してご紹介してまいりました。

(完全にぼくの趣味で書いてしまった記事ですみません。)

さて、ここまで読んでくださった方へ質問です。

  • 「関ヶ原」で最後に勝ったのは石田三成と徳川家康のどちらでしょうか?
  • 普段あなたが共感したり仲良くしたいと思うタイプのスタイルはどちらでしょうか?
  • 上記の答えにギャップのあった人へ、それはどうしてでしょうか?

お酒でも飲みながら、ぼんやりと考えてみて「関ヶ原」を楽しんでみてくださいね。

(答えをTwitterとかでメンションつけて頂けると、めっちゃ喜びます♪)

こういう作品を通じて学べることってたくさんありますからね。

特に、リーダーシップや組織、戦略論といったことは「歴史」は事欠かないです。

「賢者は歴史から学ぶ」って言葉もあるので、興味があれば参考にしてみてください。

それではまた次回!

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