学習する組織を目指したい人「学習する組織ってどんなふうにしたら作ることができるんだろう?学習する組織にする方法が知りたいな。」
このような疑問にお答えしていきます。
この記事の内容は以下ですね。
学習する組織へのロードマップ
- 学習する組織のシングルループとダブルループを理解する
- 組織学習を阻む7つの学習障害
- 学習する組織の5つの構成要素(ディシプリン)
- 学習する組織に必要なリーダーの3つの役割
このような内容でご紹介していきます。
要するに、
組織のゴールと自分のゴールを常に見直し解像度を上げ、よく起こるリスクを把握・観察し、5つのディシプリンを鍛錬し続け、自らが奉仕するように努める人材をリーダーにする
こうすると、学習する組織は実現できそうです(ホンマかいな、大変やないかい・・・)
今回は「学習する組織へのロードマップ:組織と個人の学習と対話で磨かれる成し遂げたいビジョン」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
学習する組織のシングルループとダブルループ
ここでは、「学習する組織」のベースになっている考え方の「シングルループ」と「ダブルループ」について簡単に紹介しますね。
シングルループとダブルループは、以下のような考え方です。
- シングルループ:これまでの方針やものの見方によって目的達成に向かっていくやり方
- ダブルループ:方針やものの見方自体を修正して目的達成に向かうやり方
これは、組織行動学者のクリス・アージリスの「組織学習」の考え方から来ています。
詳しくは「「学習する組織」の学習能力の開発メソッド:”シングルループ”と”ダブルループ”とは?」でご紹介していますので、よければチェックしてみて下さい。
組織が学習できない7つの理由
ここでは、組織が学習できない7つの理由についてご紹介していきます。
組織が学習できない7つの理由は以下です。
組織学習を阻む7つの学習障害
- 職務イコール自分症候群
- 敵は向こうにシンドローム
- 先制攻撃の幻想
- 出来事への執着
- ゆでガエルの寓話
- 経験から学ばない
- 経営陣の神話
このような7つの学習障害が組織には起こります。
それぞれの詳しい内容は「組織が学習できない7つの理由:ほとんどの企業が気づきながら見ないフリをする”学習障害”」という記事でもご紹介していますので、よければチェックしてみて下さい。
学習する組織の5つの構成要素
ここでは学習する組織の5つの構成要素についてご紹介していきます。
「学習する組織の5つの構成要素」は以下です。
学習する組織の5つの構成要素(ディシプリン)
- システム思考
- 自己マスタリー
- メンタルモデル
- 共有ビジョン
- チーム学習
以下で1つずつご紹介していきます。
学習する組織の5つのディシプリン①:システム思考
1つ目のディシオプリンは「システム思考」です。
システム思考とは、複雑なシステムの根底にある構造を見抜くことで、問題解決をシンプルにするという考え方です。
システム思考については「学習する組織のディシプリン①システム思考とは?ものごとの全体を捉えた構造の9つの原型」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習する組織の5つのディシプリン②:自己マスタリー
2つ目のディシオプリンは「自己マスタリー」です。
自己マスタリーとは、個人の能力を高めて本当に求めている人生を創造することです。
己を熟達させることをマスタリーと言って、人間としての成長を意味します。
個人の成長なくして、組織の学習は無いということですね。
自己マスタリーについては「学習する組織のディシプリン➁自己マスタリーとは?学習する組織の最低条件となる自己学習」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習する組織の5つのディシプリン③:メンタルモデル
3つ目のディシオプリンは「メンタルモデル」です。
メンタルモデルとは、無意識に持っている固定観念や思い込み、世界の捉え方のことですね。
これは自分でも気がつかないうちに、いろんな行動に影響を及ぼしています。
メンタルモデルについては「学習する組織のディシプリン③メンタルモデルとは?”それが世の中ってもんだろう”という前提」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習する組織の5つのディシプリン④:共有ビジョン
4つ目のディシオプリンは「共有ビジョン」です。
共有ビジョンとは、達成すべき将来のイメージを組織で共有することです。
共有ビジョンは1人ひとりが個人ビジョンを持つことから始まります。
逆にいうと、自分自身がビジョンをしっかり持っていないと、誰かのビジョンに服従してしまうことになってしまうんですよね。
共有ビジョンについては「学習する組織のディシプリン④共有ビジョンとは何なのか?心から成し遂げたい私たちのビジョン」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習する組織の5つのディシプリン⑤:チーム学習
5つ目のディシオプリンは「チーム学習」です。
チーム学習とは、対話によって意識と能力をチームで高めることです。
個人として学習するだけでは学習する組織にはならないからですね。
チーム学習については「学習する組織のディシプリン⑤チーム学習:対話と議論の2つの話し合いを使い分ける学習組織」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習する組織に必要なリーダーの3つの役割
ここでは、学習する組織に必要なリーダーの3つの役割についてご紹介していきます。
学習する組織に必要なリーダーの果たすべき3つの役割は以下ですね。
学習する組織に必要なリーダーの3つの役割
- 組織設計
- サーバントリーダーシップ
- 学習模範
このこの3つの役割になりますね。
詳しくは「学習する組織に必要なリーダーの3つの役割:組織設計とサーバントリーダーシップと学習模範」でもご紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
学習する組織へのロードマップ
- 学習する組織のシングルループとダブルループを理解する
- 組織学習を阻む7つの学習障害
- 学習する組織の5つの構成要素(ディシプリン)
- 学習する組織に必要なリーダーの3つの役割
今回は「学習する組織へのロードマップ:組織と個人の学習と対話で磨かれる成し遂げたいビジョン」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!