サーベイフィードバックの効果を理論的に知りたい人「サーベイフィードバックって具体的にはどんな理論で構成されているんだろう?裏付けとなっている理論があれば知りたいな。」
このような疑問にお答えしていきます。
サーベイフィードバックに対し、理論的な裏付けを知りたい人もきっといますよね。
学術的には以下のように言われています。
サーベイフィードバックを支える3理論
- コレクション効果
- フィードバック効果
- 外在化効果
ま、改めて、という感じもしますけど。
今回は「サーベイフィードバックを支える3理論:コレクション効果・フィードバック効果・外在化効果」と題してご紹介してまいります。
ちなみに、おすすめの組織開発の本は「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」と題してご紹介してますので、チェックしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
サーベイフィードバックを支える3つの理論
それでは、ここからサーベイフィードバックを支える3つの理論について解説していきます。
冒頭でもご紹介しましたが、サーベイフィードバックを支える3つの理論は以下です。
サーベイフィードバックを支える3理論
- コレクション効果
- フィードバック効果
- 外在化効果
以下で1つずつ解説をしていきます。
コレクション効果
サーベイフィードバックを支える1つの目の理論は「コレクション効果」です。
これは、質問が行動を変える効果として期待されている効果で、デービット・ナドラーという人が言い始めた理論ですね。
サーベイを実施するために、組織やチームのメンバーに質問を投げかけてデータを集める動きそのものが「人々の行動を変える原動力」になるという考え方です。
例えば、「あなたはコンプライアンスを意識していますか?」という質問自体が、「コンプライアンスを意識した行動をしてほしい」というメッセージを暗に伝えていることになります。
これが、コレクション効果ですね。
フィードバック効果
サーベイフィードバックを支える2つの目の理論は「フィードバック効果」です。
これは、動機やヒントを得る効果が期待されるとして、デービット・ナドラーがまたいった効果です。
フィードバックには、モチベーション機能とディレクション機能の2つの機能があると言われています。
モチベーション機能は、期待していた姿とギャップがあると分かったときに、それを修正したいというモチベーション(動機)が湧きますよね。
このように、モチベーション機能は「物事を変えたい」という欲求や動機をもたらす機能を備えています。
ディレクション機能は、自分の行動を変える上で何を改善すればいいか、ヒントや手がかりが得られている状態にしてくれます。
少なくとも、何から手をつければいいかわからない状態ではなくなる、ということですね。
外在化効果
サーベイフィードバックを支える3つの目の理論は「外在化効果」です。
これは問題を個人と切り離す効果が期待できるものです。
心理学でもよく用いられる手法のようです。
向き合う相手は個人ではなく、その結果をもたらした客観的なデータとすることで、問題を安易に個人のせいにしないで対話を行うことができる、というふうに言われています。
言いづらいことも「言える化」することができるということですね。
サーベイフィードバックのおすすめ本の紹介
ここでは、サーベイフィードバックの参考になるおすすめ本をご紹介しておきます。
サーベイフィードバックの参考になるおすすめ本は以下です。
サーベイフィードバックのおすすめ本
興味があればチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
サーベイフィードバックを支える3理論
- コレクション効果
- フィードバック効果
- 外在化効果
今回は「サーベイフィードバックを支える3理論:コレクション効果・フィードバック効果・外在化効果」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!