この記事を読まれている人は、もしかしたら「無形資産」って言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
無形資産とは、リンダ・グラットン先生が名著「ライフ・シフト」の中でお話しされていたこれからのキャリア形成において必要な資産として位置付けていたものです。
この無形資産について、今回はご紹介していきたいと思います。
ぼくも最近、無形資産がらみの取り組みについて参加してみたり、ぼーっと考えたりするが増えてきています。
以前ご紹介した「プロティアン・キャリア」をはじめ、さまざまなキャリア論の中でもこの無形資産は大切になってくるので、ぼくなりの無形資産に対する考えをまとめてみたいと思います。
この記事のポイントを述べておくと、以下ですね。
無形資産に対する考え方のポイント
- 無形資産は人によってまったく違う
- 無形資産の例(ぼくの場合)
- 資産=有形・無形の“価値”をもたらすもの
今回は「無形資産って何ですか?それって美味しいの?人生の優先順位を定めないと活用できないかも」と題してご紹介していきます。
ちなみに、個人のキャリアや複業を戦略的に活用するサービスもあるようなので、人事の方や経営者の人で興味のある人はこちらもどうぞ。
それでは早速見ていきましょう。
関連リンク:複業を人事戦略に企業のためのキャリア自律支援サービス「プロテア」
もくじ
無形資産とは何なのか?
それでは、ここでは無形資産についてご紹介していきます。
無形資産とは、以下のように定義づけられていますね。
無形資産とは
無形資産(むけいしさん)とは物的な実態の存在しない資産。例えば特許や商標権や著作権などといった知的資産、従業員の持つ技術や能力などの人的資産、企業文化や経営管理プロセスなどといったインフラストラクチャ資産が無形資産とされる。これは実体を伴わない資産であることから、会計制度上では原則として資産として計上することはできなくなっている。反対に現金、証券、商品、不動産など実態の存在する資産のことは有形資産という。
引用:Wikipedia
ちなみに、ライフ・シフトではさらに無形資産も以下の3つに分類されています。
無形資産の3つの種類
1.生産性資産:主に仕事に役立つ知識やスキルのこと。
2.活力資産:健康や、良好な家族・友人関係のこと。
3.変身資産:変化に応じて自分を変えていく力のこと。引用:https://book.toyokeizai.net/life-shift/about/
このように見てみると、冒頭にあげた無形資産について理解できると思います。
無形資産は人によって違います
上記を参考に、無形資産って改めて何かを考えてみました。
結論としては、無形資産はおそらく人によってまったく異なるものが当てはまる、ということですね。
例えば、大人と子供でも無形資産の種類はまったく違います。
子供の場合、学習してきた知識の積み重ねって、大人よりも少ないですから。
でも、成長するスピードや新しいことへの適応力、柔軟さみたいなものが圧倒的に大人より優れています。
こういったものも、子供の無形資産です。
また、働き方の違いによっても、持てる無形資産とは大きく異ります。
例えば経営者の人と労働者の人の持っている人的ネットワークの広さや深さも違ったりしますよね。
こんなふうに、無形資産って人によって異なるんだろうなと考えられます。
一般的な無形資産の例(僕の場合)
ちなみに、ぼくが考えるぼくの無形資産もちょっと考えてみました。
例えば以下のようなものですね。
- 良好な家族関係
- いろんな職種や業界で働いてきた経験
- 人的ネットワークとその構築スキル
- このブログのPVとか、他の持ってるウェブサイトとか
こういったものも、無形資産と捉えています。
ひとによっては、これらをうまく活用できていたり、できていなかったりするので、気力や体力を奪うマイナスの資産と考えている人もいるかもしれないですよ。
つまり無形資産て何なのさ?
ぼくなりの解釈ですが、無権資産とは、
新しいビジネスモデルやスキル・能力を身に付けるために必要となるリソース(人脈、時間、情報、お金、集客媒体、などなど)をもたらしてくれる有形の財ではないも
を無形資産と捉えています。
SNSでたくさんフォロワー数を持っている人向け資産をたくさん持っていることになりますよ。
そのフォロワーに対して、何かしらの商品の購入を促したり、商品の紹介をして広告費をもらったり、といった、集客媒体としても価値がありますからね。
また、
- たくさんの人とのつながりを持っていること
- 自分の所属するコミュニティーに価値のある情報をもたらしてくること
- 今後の自分のキャリア形成のヒントになるようなアイディアをくれる人
などなど、人と人とつながっていることで、プラスの影響をもたらしてくれるものが無形資産なのではないかなと考えています。
無形資産を蓄積する上で大切なこと
無形資産も目的やゴールを持って無形資産を構築する必要があると思います。
その目的やゴールの決め方とは以下ですね。
自分にとって大切なことの優先順位を5W1Hで決める
例えば
- 人と一緒にいること誰かを大事にすること(WHO)
- 時間を大事にする(WHEN)
- やりたいこと成す事を大事にする(WHAT)
- 世界で活躍していたい(WHERE)
などなど。
自分にとって「何を大切にしたいのか」を明確化しておくことで、どんな無形資産を戦略的に蓄積するかを考える必要があるんじゃないかなと思います。
こうすることで、自分の自主独立性も高まっていきますね。
無形資産を蓄積する上で参考になるおすすめの本
ここでは、無形資産について参考になるおすすめの本もご紹介しておきます。
おすすめ本は以下ですね。
無形資産に関するおすすめ本
①は無形資産だけでなく、人生のマルチステージについても理解する上では必読書かもしれないですね。
②は、フォロワーといったものがどのように影響力をもたらしているかを解説してくれている本ですね。
SNSなどの無形資産に興味がある人はおちらもどうぞ。
③は、それらを獲得していく上でのスタンスを身につける上で、学ぶべき考え方がまとめられています。
個人的には、みなさんまずは③から読まれると良いと思いますけど。
まとめ:で、市場に対してどんな価値発揮すんの?
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですね。
無形資産に対する考え方のポイント
- 無形資産は人によってまったく違う
- 無形資産の例(ぼくの場合)
- 資産=有形・無形の“価値”をもたらすもの
ま、いくら「無形資産」だの「フォロワー」だのを考えても、
自分自身がマーケットに対してどんな価値を与えることができるのか?
って本気で向き合って考えてなきゃ、こんな資産いくらあってもしょうがないんですけどね。
なので、参考になる人に参考になれば。
今回は「無形資産って何ですか?それって美味しいの?人生の優先順位を定めないと活用できないかも」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回。