幸福感と組織行動について考えている人「どうやったら人は組織活動を通じて幸せになれるんだろう?どんな研究や考え方に基づいて組織運営すれば幸福感を感じるのか知りたいな~」
このような疑問にお答えしていきます。
まず、幸福感を高めるポイントとしては、以下の5つのようなポイントがありますね。
幸福感を高める5つのハピネスハビット
- 合理的快楽の習慣
- 感謝の習慣
- 利他の習慣
- フローの習慣
- マインドフルネスの習慣
この記事では、これらについて解説しつつ、どのように行動に移していくかについて解説していきます。
今回は「幸福感を高める”幸せの研究”の活用方法とは?5つのハピネスハビット」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
幸福感を高める5つのハピネスハビット
ここでは、幸福感を高める5つのハピネスハビットをご紹介していきます。
冒頭でもご紹介していますが、ポイントは以下です。
幸福感を高める5つのハピネスハビット
- 合理的快楽の習慣
- 感謝の習慣
- 利他の習慣
- フローの習慣
- マインドフルネスの習慣
以下で1つずつ解説していきますね。
合理的快楽の習慣
幸福感を高めるハピネスハビットの1つ目は「合理的快楽の習慣」です。
これは、楽観と悲観の両側面を見つめたうえで、よくなる未来を選択するという習慣です。
「オプティミストはなぜ成功するか」の著者マーティン・セリグマンによれば、営業成績や、水泳やランニングなどのタイム、また寿命などに有意差が出るようですよ。
感謝の習慣
幸福感を高めるハピネスハビットの2つ目は「感謝の習慣」です。
感謝の研究者で、「Gの法則―感謝できる人は幸せになれる」の著者であるロバート・エモンズは、世の中の60%の人は年に1回程度しか仕事で感謝を表すことが無いようです。
感謝の日記をつけると、将来の楽観性、幸福度、身体的疾患、運動量などに顕著に好影響が出るようですね。
利他の習慣
幸福感を高めるハピネスハビットの3つ目は「利他の習慣」です。
こちらは、組織心理学者のアダム・グランド著書である「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」でも触れられていますね。
利他の精神が長期的には成功につながるという、とても興味深い研究結果がまとめられています。
フローの習慣
幸福感を高めるハピネスハビットの4つ目は「フローの習慣」です。
フローは、没頭状態に入ることで、その習慣化です。
集中力で有名なチクセント・ミハイ先生の「フロー体験 喜びの現象学」で、フローの4つの条件として「タスクが挑戦的」「挑戦に必要なスキルがある」「フィードバックがすぐにある」「気を散らすものがなく集中できる」を提示しています。
マインドフルネスの習慣
幸福感を高めるハピネスハビットの5つ目は「マインドフルネスの習慣」です。
あらゆる事象に判断を入れないことが大切です。
今ここに集中できる状態に入るのに、マインドフルネスの習慣は活かされます。
マインドフルネスの習慣を取り入れたグループは、39%がストレスが減少し、日中の眠気も35%低いという研究結果があったりします。
脳の研究でも学習や記憶、共感反応でも良い結果が得られています。
やる気を高める3つのハピネスレバー
ここでは、やる気を高める3つのハピネスレバーについてご紹介していきます。
デリバリングハピネスを実現するうえで大切なやる気を高める3つのハピネスレバーは、以下です。
やる気を高める3つのハピネスレバー
- 進歩の感覚
- つながりの感覚
- コントロールの感覚
これらの3つがやる気を高めてくれますね。
これは、自己決定理論における”有能感””関係性””自立性”をもとにした考え方です。
習慣化の3つのポイント
ハピネスハビットやハピネスレバーを組織の現場に根付かせるポイントについても触れておきます。
これらを職場で習慣化させるポイントは以下です。
ハピネスハビットやハピネスレバーを組織の現場に根付かせるポイント
- 実際に体験し、感覚として効果を実感すること
- データによって納得感を得ること
- 日常の中に組み入れること
これらの工夫がポイントとなります。
幸せに関するおすすめ本
ここでは、ハピネスハビットに関連する幸せについて理解できるおすすめ本をご紹介していきます。
以下の書籍がやっぱりおすすめですよ。
おすすめ本
- オプティミストはなぜ成功するか
- Gの法則―感謝できる人は幸せになれる
- GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍
- フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
もし興味があれば読んでみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
幸福感を高める5つのハピネスハビット
- 合理的快楽の習慣
- 感謝の習慣
- 利他の習慣
- フローの習慣
- マインドフルネスの習慣
今回は「幸福感を高める”幸せの研究”の活用方法とは?5つのハピネスハビット」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!