組織開発

学習する組織のディシプリン③メンタルモデルとは?”それが世の中ってもんだろう”という前提

学習する組織のディシプリン③メンタルモデルとは?”それが世の中ってもんだろう”という前提
悩んでいる人
悩んでいる人

メンタルモデルについて知りたい人「メンタルモデルっていったい何なのか知りたいな~。どんな意味として使われることが多いんだろう?どんな影響があるのかを知りたいな。」

このような疑問にお答えしていきます。

メンタルモデルとは以下のようなものです。

メンタルモデル

  • ”世の中とはこういうものだ”と思っている人間の認識や価値観

このようにいう事ができますね。

こういうのって、結構多いですよね、組織の中にいると。

ただ、外部の人と話したりすると、全然その”認識や価値観”が異なることが多かったりするから、それはそれで面白かったりするんですけどね。

組織の衰退にも影響を及ぼしかねないメンタルモデル。

そちらについてご紹介していきます。

今回は「学習する組織のディシプリン③メンタルモデルとは?”それが世の中ってもんだろう”という前提」と題してご紹介してまいります。

ちなみに学習する組織に関連する”組織開発”については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。

組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向けこの記事を読む人の中には、以下のような疑問を持っている人もいるかも知れませんね。 組織開発の本でおすすめの本を知りたいな ...

それでは早速みていきましょ〜。

もくじ

メンタルモデルとは

組織開発

ここでは、メンタルモデルについてご紹介していきます。

冒頭でもご紹介していますが、メンタルモデルとは以下です。

メンタルモデル

  • ”世の中とはこういうものだ”と思っている人間の認識や価値観

このようにいう事ができますね。

このメンタルモデルは、学習する組織の5つのディシプリンの1つですね。

では、どういうことなのか、以下でご紹介していきます。

学習する組織の5つのディシプリンについては「学習する組織の5つの構成要素とは?ノウハウではなくディシプリンと呼ばれる”鍛錬”の道」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

学習する組織の5つの構成要素とは?ノウハウではなくディシプリンと呼ばれる"鍛錬"の道
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個人と組織の「言動の不一致」

ここでは、メンタルモデルを理解する”個人と組織の「言動の不一致」”についてご紹介していきます。

多くの場合、メンタルモデルって自覚できないんですよね。

良い言葉を発言しつつも、行動が伴わないのはそこが理由です。

「人は常に自分の信奉する理論(発言すること)通りに行動するわけではなく、自分が使用する理論(メンタルモデル)通りに行動する」(組織学習の研究者のクリス・アージリスの言葉)

それくらい、個人の言動は一致しないというのがありますね。

これが組織の場合、いくら立派なビジョンを掲げていても、経営陣がどんなメンタルモデルを持っているかによってわかると言われてます。

最近だと、DXだったり新規事業だったりして新しい経営戦略・経営計画を示すのではなく、経営陣のメンタルモデルを自覚させ、それを見直すことに取り組むことで改革を進めるアプローチもあったりします。

メンタルモデルを紐解く”推論のはしご”

ここでは、メンタルモデルを紐解く”推論のはしご”についてご紹介していきます。

メンタルモデルを理解するツールとして、「推論のはしご」というのがあります。

推論のはしごの進め方は以下です。

推論のはしごの進め方

  1. 観察可能な事実や経験を持ちだす
  2. 自分が観察している事実の一部を選び認識する
  3. 自分の意味を付け加えて解釈する
  4. 自分が付け加えた意味にもとづいて推測する
  5. 結論を出す
  6. 確信を持つ
  7. 確信に基づいて行動する

なんかちょっと難しそうですけどね。

会議とかずっと録画して見直したりしないと見えてこないよな~。

”探求”と”主張”の対話

ここでは、メンタルモデルを鍛錬することで得られる”探求”と”主張”の対話についてご紹介していきます。

このメンタルモデルを鍛錬するっていう事は、他者との対話の質を高めることでもあります。

これは、キッツイですけど、”己の無知を知り謙虚に認める”ってことですね。

(これは人格が問われる・・・傲慢なぼくにはツライ)

そして、”知らないことを探求”し、自分の価値観や論拠を整理したうえで”自分の主張を仮説として提示する”ことが探求と主張の対話になります。

こうした対話こそが、お互いのメンタルモデルを磨き合う学習の場になると考えられています。

おすすめ本

ここでは、メンタルモデルのおすすめ本をご紹介しておきます。

おすすめ本は以下です。

メンタルモデルのおすすめ本

ザ・メンタルモデルシリーズは、興味があれば読んでみるといいですよ。

個人的にとてもよい気づきが得られました。(ちょっと悶々とするので、大型連休とか、年末とかに読むのがおすすめですw)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。

メンタルモデル

  • ”世の中とはこういうものだ”と思っている人間の認識や価値観

今回は「学習する組織のディシプリン③メンタルモデルとは?”それが世の中ってもんだろう”という前提」と題してご紹介してまいりました。

それではまた次回!

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