アプリシエイティブインクワイアリーについて知りたい人「アプリシエイティブインクワイアリーって何なんだろう?どんな考え方なのか知りたいな。組織開発の対話にどんなふうに使えるんだろう?」
このような疑問にお答えしていきます。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)って、以下のような考え方だと言われていますね。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)とは
- デビッド・クーパー・ライダーが発表した、アプリシエイティブ(価値を認める)ためのインクワイアリー(探求)は、組織の「問題」ではなく「強み」に注目した方法論
なんか難しそうなんですけどね。
今回は「アプリシエイティブインクワイアリー とは?組織や人の強みに注目した組織開発のやり方」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)とは?
ここでは、アプリシエイティブインクワイアリー (AI)についてご紹介してまいります。
冒頭でもご紹介していますが、アプリシエイティブインクワイアリー(AI)は、以下のような考え方ですね。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)とは
- デビッド・クーパー・ライダーが発表した、アプリシエイティブ(価値を認める)ためのインクワイアリー(探求)は、組織の「問題」ではなく「強み」に注目した方法論
ある調査プロジェクトによって得られた知見を論文にしたところから始まったようですね。
これがホールシステム・アプローチの1つの手法として活用されています。
ホールシステム・アプローチについては、「ホールシステム・アプローチとは【その期待される効果や代表的な4つの手法について紹介】」で紹介しているので、参考にしてみてください。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)の8つの原理
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)には、以下の8つの原理があると言われています。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)の8つの原理
- 構成主義の原理:社会構成主義の考え方に基づく。
- 同時性の原理:探求することと変革の現実が同時に起こる。何を問いかけるかによって結果も異なる。
- 詩的(開かれた本)の原理:組織の過去、現在、未来は解釈が開かれている詩のようなものであり、どのように解釈し学ぶかを選択できる。
- 予期成就の原理:未来への期待が現在の前向きな行動を生み出しその現実が可能となる。
- ポジティブの原理:ポジティブな感情や関係性が変革と潜在力の発揮を可能とする
- 全体性の原理:全体性は最善のものを引き出す
- 体現の原理:望ましい未来が現在体現されることによって実現する
- 選択自由の原理:自由な選択が社員のパフォーマンスを解き放つ
このような8つの原理があるんですよね。
ちなみに、1つ目の構成主義の原理の「社会構成主義」については「対話型組織開発の根底思想”社会構成主義”とは?言葉と言葉がぼくらの世界を作っている」でも紹介していますので、よければ読んでみてください。
アプリシエイティブインクワイアリー (AI)のやり方:進め方のサイクル
それでは、ここではアプリシエイティブインクワイアリー (AI)のやり方について、進め方のサイクルをご紹介していきます。
アプリシエイティブインクワイアリー (AI)のやり方は「4Dサイクル」とも言われています。
そのやり方は以下です。
アプリシエイティブインクワイアリー (AI)の進め方「4Dサイクル」
- ディスカバリー(強みの発見)
- ドリーム(理想の状態)
- デザイン(実現方法の具体化)
- デスティニー(定着化)
このような4つの話し合いをステップとして行います。
具体的な手法・方法論というのがあまり無いみたいなんですよね。
その理由としては、方法論よりは、原理を大切にしてほしい、という考え方が根底にあるみたいだからですね。
(カッコイイ言い訳ですが、現代のビジネスマンにこの言い訳は通用しなさそうですねw)
アプリシエイティブインクワイアリー (AI)のおすすめ本
ここでは、アプリシエイティブインクワイアリー (AI)のおすすめ本についてご紹介しておきます。
アプリシエイティブインクワイアリー (AI)のおすすめ本
ま、興味があれば読んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
アプリシエイティブインクワイアリー(AI)とは
- デビッド・クーパー・ライダーが発表した、アプリシエイティブ(価値を認める)ためのインクワイアリー(探求)は、組織の「問題」ではなく「強み」に注目した方法論
ま、参考にしてみてください。
今回は「アプリシエイティブインクワイアリー とは?組織や人の強みに注目した組織開発のやり方」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!