スキルとキャリア

仕事への価値観を確認する切り口とは?自律と強調&ワークアズライフとワークライフバランス

よく、ビジネスの場面で、以下のようなキーワードって耳にしたり、目にしたりしませんか?

  • 仕事への価値観は人それぞれ
  • 職場の社員の価値観が多様化した
  • 価値観の多様化に対応すべき

確かに、職場には色んな価値観を持った人がいますよね。

ビジョン実現に向けてモーレツに仕事に取り組む人もいれば、淡々と役割と業務をこなしてスッと帰る人もいれば、女子にモテたくてめちゃくちゃ献身的に取り組む男(?)とかもいると思います。

仕事をする動機は人それぞれ、これも価値観の多様化というものです。

昔に比べたら、この「仕事の価値観」って言葉はずいぶん使われるようになりましたね。

でも、この価値観って、どうやって確認してますか?

お互いの価値観もそうですし、自分の価値観って、ちゃんとわかっていますか?

ちょっと難しいですよね。

価値観をはかる切り口って、それこそ無限にありそうです。

ただ、いくつか汎用的に使えそうな軸があるので、それについて解説していけたらと思います。

結論を先に書いてしまうと、以下のような切り口があると思います。

仕事への価値観を確認する切り口

  • 自分自身で決めて行動したい「自律型」 ⇔ 相手と相談して行動したい「協調型」
  • 仕事もプライベートも一緒(「ワークアズライフ型」)⇔ 仕事とプライベートは別(「ワークライフバランス型」)

こんな感じですね。

いくら楽しい仕事を増やしても、この軸の確認がズレていたら良くないですからね。

今回は、「仕事への価値観を確認する切り口とは?自律と強調&ワークアズライフとワークライフバランス」と題してご紹介してまいります。

いま一度、自分がどの軸で仕事と向き合っているのかを確認してみたい人の参考になれば嬉しいですね。

それではさっそくみていきましょう!

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もくじ

仕事への価値観:自律型 or 協調型

ここでは、仕事への価値観として自分自身で決めて行動したい「自律型」か、相手と相談して行動したい「協調型」かについて解説をしていきたいと思います。

「自律型」か「協調型」か。

良し悪しではないですからね、これって。

自律型の人に「決められた通りのことをやって欲しい」とお願いするのも酷です。

協調型の人に「自分で決めるべきだ」と迫るのも、相手はツライと思います。

相手を変えようとするのは、お互いにストレスでもありますね。

これは時期によっても変わったり、職場環境によっても変わったりします。

ぼくの今の仕事だと、コンサルタントという仕事がら「自律型」の人が多いような気がします。

ただ、新規事業の立ち上げとかをしていた時期は、(無意識でしたが)自律と協調と両方のバランスを取りながらチーム運営をしていましたね。

今になって思うのは、この「自律型」と「協調型」について、「自分は今どっちだろう?」と伝え合うことが大切でしょうね。

このバランスを取りながらチーム運営やマネジメントすることって、今後の「価値観の多様化」に対応する上でも重要になってきそう

仕事への価値観:ワークアズライフ or ワークライフバランス

もう一つの軸が、「ワークアズライフ」と「ワークライフバランス」ですね。

これも時期によってかなり違いますね。

ぼくの場合だと、ライフステージが変わったりしたタイミングで大きく変化しました。

(昔は仕事とプライベート一体型で楽しみながら仕事をしていましたね)

それが、子育てをしながら働くようになったりすると、やっぱり仕事とプライベートのバランスを考えながら時間を使うようになりましたね。

若手のビジネスマンの方のお話を聞かせて頂くと、仕事以外の自分の活動だったり、独自ビジネスの立ち上げ副業などの別のビジネスで働き方の軸を持っている人も増えたように思います。

こういった働く価値観の部分も、相手に変えてもらうことを強いるのは無理がありますよね。

チームを構成する際、あるいはチームが構成された後に、この部分についても確認し合っても良いと思います。

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価値観のズレによる無駄な消耗

とはいえ、会社組織においては、チームメンバーと上司が決められてしまっていることがほとんどですね。

実際、現場の裁量権て「そのメンバーでどう動いていくか」しかないですね。

そんな中で、おそらく以下のような不満というのも水面化では起きていることが多かったりします。

  • 「なんで自分ばっかり頑張っているんだろう?」
  • 「なんでこんな夜中にまで連絡がくるんだろう?」

こうなると、メンバー間の価値観のズレによって生じる精神的な消耗も多かれ少なかれあります。

実際にはこの辺りはマネジメント領域の問題なので、そのレイヤーで解決を望むしかないですよね。

上長を通じた価値観の共有と相互理解とか。

または、自分がリーダーだとしたら、今回ご紹介したような軸で、価値観の確認やそれらを踏まえた体制や役割づくりを試みたりしますね。

こういった地道な取り組みが、価値観の多様化を担保するためにできる「職場づくり」になっていくでしょうね。

まとめ:まずは行動管理を捨ててみる

いかがでしたでしょうか?

テレワークがスタンダードになった昨今ですが、「ちゃんと働いてるかな?」「ちゃんと動いてくれてるかな?」と考えてしまうだけでも色んなコストを消耗しますよね。

相手がどのようなスタイルを好むのかを把握しておくだけでも、消耗は回避できると思いますので、ぜひこの「仕事への価値観」を確認してみてください。

改めて、仕事への価値観を確認する切り口は以下です。

仕事への価値観を確認する切り口

  • 自分自身で決めて行動したい自律型 ⇔ 相手と相談して行動したい協調型
  • 仕事もプライベートも一緒(ワークアズライフ型)⇔ 仕事とプライベートは別(ワークライフバランス型)

今回は、「仕事への価値観を確認する切り口とは?自律と強調&ワークアズライフとワークライフバランス」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回。

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