組織とか会社って、どんな組織が一番いいのかな〜。目標を達成したり、社員がイキイキと働いたり、社会的な意義を持ちながら活動できる組織ってどんな組織なんだろう?
それなら、例えば”ビジョナリーカンパニー”って言われるような組織を知るのも良いですよ。
これを読まれている人の中には、組織の在り方について悩んだり考えたりすることって、もしかしたらあると思います。
ぼく自身も、就職や転職する時によく考えたりしましたね。
「ビジョナリーカンパニー」を読んでみた後は、長く働ける企業の仕組みを考えられたり、参考になったりしたので、組織作りや組織開発にはとても役にたつおすすめ本ですよ。
今回は、「ビジョナリーカンパニー【要約・感想】目標達成型でマネジメントする組織のおすすめ本」と題しまして、学んだポイントや感想をご紹介していきます。
ちなみに、組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それではさっそくみていきましょう!
もくじ
「ビジョナリーカンパニー」の書評
それではここから、「ビジョナリーカンパニー」の書評についてまとめていきます。
一言でいうと、「ビジョナリーカンパニー」は、ティール組織でいうところのオレンジ型の組織で勝つ方法がまとめられているおすすめ本です。
ちなみに、ティール組織のテーマでおすすめ本をもっと知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
「ビジョナリーカンパニー」の概要
以下で改めて「ビジョナリーカンパニー」の概要についてご紹介してまいります。
書籍名 | ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 |
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著者 | ジム・コリンズ |
出版社 | 日経BP社 |
発売日 | 1995/9/26 |
ちょうど、日本経済の冷え込みの最中で、ベンチャーブームの火付け役にもなった名著ですよ。
「ビジョナリーカンパニー」の目次を紹介
それでは、「ビジョナリーカンパニー」の目次を以下で紹介していきます。
「ビジョナリーカンパニー」:目次
- 第1章
最高のなかの最高
十二の崩れた神話
調査プロジェクト
データはあくまでデータ - 第2章
時を告げるのではなく、時計をつくる
「すばらしいアイデア」の神話
「すばらしいアイデア」を待つのは、悪いアイデアかもしれない
企業そのものが究極の作品である
偉大なカリスマ的指導者の神話
建築家のような方法 - 時計をつくる
CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ挿話 「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かす - 第3章
利益を超えて
現実的な理想主義 - 「ORの抑圧」からの解放
基本理念 - 利益の神話を吹き飛ばす
「正しい」理念はあるのか
CEO、経営幹部、起業家への指針 - 第4章
基本理念を維持し、進歩を促す
進歩への意欲
基本理念を維持し、進歩を促す
CEO、経営幹部、起業家のためのキー・コンセプト - 第5章
社運を賭けた大胆な目標
BHAGl - 進歩を促す強力な仕組み
重要なのは指導者ではなく、目標 - 時を告げるのではなく、時計をつくる
CEO、経営幹部、起業家への指針 - 第6章
カルトのような文化
「病原菌か何かのように追い払われる」
IBMが偉大な企業になった過程
ウォルト・ディズニーの魔法
プロクター&ギャンブル - 本社に浸りきる
CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ
イデオロギーの管理と業務上の自主性 - 第7章
大量のものを試して、うまくいったものを残す
進化する種としての企業
3M - ミネソタの突然変異製造機がいかにしてノートンをつきはなしたか
3Mでの「枝分かれと剪定」
CEO、経営幹部、起業家にとっての教訓
「機軸から離れない」ではなく、「基本理念から離れない」 - 第8章
生え抜きの経営陣
社内の人材を登用し、基本理念を維持する
CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ - 第9章
決して満足しない
現状を不十分と感じるようにする仕組み
将来のために投資する - そして短期的にも、好業績をあげる
マリオット対ハワード・ジョンソン - アメリカの偉大なチェーンの没落
CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ
黒帯の寓話 - 第10章
はじまりの終わり
一貫性の力 - フォード、メルク、ヒューレット・パッカード
CEO、経営幹部、起業家のための一貫性の教訓
これは終わりではない - おわりに - 頻繁に受ける質問
ページ数だと、およそ450ページあるので、まぁ読むの大変な本ではありますよ。
「ビジョナリーカンパニー」から得られる3つの学びポイント
ここからは、「ビジョナリーカンパニー」から得られる3つの学びポイントをご紹介します。
3つの学びポイントは以下ですね。
「ビジョナリーカンパニー」から得られる3つの学びのポイント
- リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ること
- 二者択一のどちらかではなく両方を得ることを目指す
以下で1つずつ解説していきます。
「ビジョナリーカンパニー」の学びポイント①:リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ること
1つ目は「リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ること」です。
「時を告げる経営」というのがあります。
これは、社員に対して一方的にミッションを与える経営のことを意味し、そのように作られた商品やサービスには必ず終わりがくるため、ビジョナリー・カンパニーとは言えないんです。
これに対し「時計をつくる経営」がビジョナリーカンパニーでは説いています。
「時計をつくる経営」は、リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ることを意味します。
時代の変化や逆境に耐えられるように、社員全員がいつでもみることができる時計がある会社こそがビジョナリー・カンパニーです。
その時計が基本理念です。
この時計さえ作れてしまえば、カリスマリーダーは不要と述べているのが美女なリーカンパニーです。
「ビジョナリーカンパニー」の学びポイント②:二者択一のどちらかではなく両方を得ることを目指す
2つ目は「二者択一のどちらかではなく両方を得ることを目指す」です。
大きくは理想・利益とありますが、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 変わらない伝統と斬新な改革
- 徹底した管理とスタッフの自由な行動
- 長期的な投資と短期的な利益
- 野心を持ちながらも謙虚
基本理念も維持することと進歩の両方を追求することと、相反する事柄に対し、両方追求する考えがビジョナリーカンパニーでは必要です。
「ビジョナリーカンパニー」の次に読んで欲しいおすすめ本のシリーズ
「ビジョナリーカンパニー」の次に読んで欲しい本もご紹介していきます。
もし、その仕組みをもっと知りたいと思う人は、「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」の本などもおすすめです。
「ビジョナリーカンパニー」の書評のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでのポイントをまとめてご紹介しておきます。
「ビジョナリーカンパニー」を読んだ学びや気づき、感想
- リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ること
- 二者択一のどちらかではなく両方を得ることを目指す
今回は、「ビジョナリーカンパニー【要約・感想】目標達成型でマネジメントする組織のおすすめ本」と題してご紹介してまいりました。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
それでは、今回はこの辺で。