この記事を読む人の中には、以下のように思う人もいませんか?
- マネジメントって、たくさんのジレンマを抱えるんだな…
- マネジメントのジレンマってどうすれば克服できるのかな?
- そもそも、克服なんてできるの?
この記事では、このような疑問にお答えしていきます。
今回もマネジメントのジレンマについてです。
結論を先に言うとマネジメントのジレンマを克服する方法は以下の3つです。
マネジメントのジレンマを克服する方法
- マネジメントのジレンマを克服できないと知る
- 相反する考えを同時に受け入れる
- 1つの特定のやり方を当てはめようとしない
これまで持たれているマネジメントの「あるべき姿」「求められる役割」を一旦捨てて、マネジメントとしての「持つべき姿勢」について解説してみます。
この記事では、「マネジメントのジレンマを克服する方法!組織が抱える目論見や目的を把握してバランスをとる」と題してマネジメントのジレンマの克服方法について解説をしていきます。
つまり、ぜんぜん克服できないじゃん!っていうのがオチなんですけどw
それでは早速見ていきましょう!
関連する記事
マネジメントの役割を阻むジレンマの克服法とは?結論は「折り合いをつける」で「解決」しない
もくじ
マネジメントのジレンマを克服する方法
ここではマネジメントのジレンマを克服する方法について解説をしていきます。
改めてマネジメントのジレンマを克服する方法は以下の3つです。
マネジメントのジレンマを克服する方法
- マネジメントのジレンマを克服できないと知る
- 相反する考えを同時に受け入れる
- 1つの特定のやり方を当てはめようとしない
以下から、1つひとつ見ていきますね。
マネジメントのジレンマを克服する方法①マネジメントのジレンマを克服できないと知る
1つ目のマネジメントのジレンマを克服する方法は「マネジメントのジレンマを克服できないと知る」です。
つまり、あらゆる方向に対して、「どうやったらバランスが保てられるか?」を考える姿勢が求められます。
マネージャーの抱えるジレンマというのは、予定して発生するものでもありません。
また、十分な時間的な間隔を空けて問題が発生するわけでもないですよね。
だいたい、問題は同時多発的に、しかも一気に起こるものです。
そんな中でも、きっぱりと決断しつつ、細かい事情に細心の注意を払いながら物事を進める必要があります。
だからこそ、バランスを保つ進んでいるというのが最も大切なんだと思います。
この「バランスを保つ」とする時点で、すでにジレンマは克服できないということになるんですよね。
ですので、結論、マネジメントのジレンマは克服できないと知るのが第一歩です。
マネジメントのジレンマを克服する方法②相反する考えを同時に受け入れる
2つ目のマネジメントのジレンマを克服する方法は「相反する考えを同時に受け入れる」です。
これは、1つの物事を深く理解しようとする姿勢が必要ですね。
その中には、必ず矛盾する深い因果関係があることが多いです。
例えば、
本当はただ理解してほしいだけなのに、周囲が理解できない逸脱した行動を起こしてしまう
というのは、「まず注目を集めるための行為だったから」と考え付くためにも、理解する必要があります。
なぜそのような行動を起こしたのか、その背景を十分に考察、あるいは対話を通じて発見していくことが求められますね。
このように目的とは一見異なったような行動を起こしてしまうその背景・心理をよく深く理解していく必要がマネジメントにはあります。
マネジメントのジレンマを克服する方法③1つの特定のやり方を当てはめない
3つ目のマネジメントのジレンマを克服する方法は「1つの特定のやり方を当てはめない」です。
マネジメントは、問題解決の連続であるということを改めて理解する必要があります。
しかも、単に現状と理想のギャップを埋めるようなソリューションを実行しても、ジレンマを克服できないです。
考えられる手を、(たぶん)700個ぐらい打ち手を打って、気がついたらマネジメントのバランスが取れている状態に行き着くものだと知ることが必要です。
1度や2度の問題解決行動をやって「駄目だった」と思うのではなく、手を出し続けるというのが求められる姿勢になりますよ。
それぞれの目論見や目的の把握とバランスづくり
これまでいろいろなマネジメントのジレンマを見てきました。
ビジネスには、成長曲線というものがあります。
そして、その中で変化を求められる部分と、維持継続をするために安定性と効率性が求められるものがあります。(この辺は前回の記事でも触れた部分です)
そういったステージをよくよく観察しつつ、マネジメントにおいてもどのような深い因果関係が発生しているのかを俯瞰的に見ていく必要がありますね。
- その組織の目的は何なのか?
- その部門チームのミッションは何なのか?
- 組織と組織、人と人の相反する利害関係が何なのか?
- なぜ彼はこのような言動をとってしまったのか?
- この分析を信じていいのか?
- 彼らの目論見はなんなのか?
などなど。
様々な目論見と目的を推察しながら、細心の注意を払いつつ、バランスを取るというのがマネジメントとして機能するために、あれこれヤキモキしながら考えて行動しないといけないんですよね。
…しんどいですねw
関連する記事
変化のジレンマを克服する3つのポイントを解説します:ビジネスも個人も変化への動的適応が必須
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、マネジメントのジレンマを克服する方法のポイントは以下です。
マネジメントのジレンマを克服する方法
- マネジメントのジレンマを克服できないと知る
- 相反する考えを同時に受け入れる
- 1つの特定のやり方を当てはめようとしない
今回は、「マネジメントのジレンマを克服する方法!組織が抱える目論見や目的を把握してバランスをとる」と題してご紹介してまいりました。
それでは、また次回。
関連する記事まとめ