人と組織と働き方

組織マネジメントを成功させる3つの要素とは?アートとサイエンスと能力による実践的な行為

ときどき、以下のようなことを考えていらっしゃる人と出くわします。

  • 組織のマネジメントを成功させるのに、再現性をもたらせるにはどうしたら良いですか?
  • マネジメントを体系的なノウハウとしてまとめ上げることをして欲しい
  • マネジメントを科学したいのだけど、どうやったらできると思う?

これを読まれる皆さんは、どう思いますか?

ぼくとしては、「いや、無理っしょ。」という答えなのですがw

上記のようにお話しされる方の傾向って、実は非常に頭がよかったり役職が上にいらっしゃる人だったりすることが多い気がします。

(たぶんご自分が優秀だから、出来そうなイメージで話されてるのかも知れませんけど)

ぼくが「いや、無理っしょ。」と思う理由としては、

マネジメントそのものは、「具体的な状況やそれまでの文脈」と切り離すことができないから

ですね。

ノウハウや体系立てたものにしようとすると、切り離して再現性をもたらさないといけないですよね。

なので、無理だよなーって思うんですけど。

ただ、組織のマネジメントに必要な要素は明確にあります。

その要素とは以下ですね。

組織マネジメントを成功させる要素

  • アート
  • サイエンス
  • 能力

今回は、「組織マネジメントを成功させる3つの要素とは?アートとサイエンスと能力による実践的な行為」と題して、ご紹介してみたいと思います。

結論、現実を見て何とかせよって記事ですねw

それでは、さっそくみていきましょ〜

もくじ

組織マネジメントを成功させる要素

それでは、ここでは「組織マネジメントを成功させる要素」について解説していきます。

改めて、組織マネジメントを成功させる要素は以下ですね。

組織マネジメントを成功させる要素

  • アート
  • サイエンス
  • 能力

それでは、以下で一つひとつみていきましょ〜。

組織マネジメントを成功させる要素①アート

ここから、組織マネジメントを成功させる要素の1つ目の「アート」について解説していきます。

アートの重要性は、ここ数年でも色んなところで見直されてきていますね。

アートは「複雑なものごとや状況の中に、1つの傾向や全体像を見出して、その全体像を描き出してくれる」役割があります。

つまりアートはマネジメントに理念や一貫性をもたらす役割がありますね。

マネジメントのアートの例としては以下のようなものがありますね。

  • ビジョンや目標
  • 創造的な発想
  • 概念化
  • 相反の統合

組織マネジメントを成功させる要素②サイエンス

次に、組織マネジメントを成功させる要素の2つ目の「サイエンス」ですね。

サイエンスは、「知識の体系的な分析などを通じてマネジメントに秩序をを生み出してくれる」役割がありますね。

サイエンスの例としては、以下のようなものがありますね。

  • データやデータ群
  • 分析や解析がされたデータの結果
  • 結果に基づいた体系立てられた知識

(ただ、サイエンスの研究とかに携わっている人は、かなりアートや専門能力を発揮している人も多いですよねw)

組織マネジメントを成功させる要素③能力(技能・経験)

最後に、組織マネジメントを成功させる要素の3つ目の「能力」についてご紹介していきます。

能力は、経験とか、現実にそくした経験からの学習によって修練されて身についていくものですね。

能力は目に見える経験にもとづいて、地に足がついた形で行動をもたらしてくれますね。

能力については、以前にもいくつか記事を書いてますが、以下のカテゴリに分類できますね。

能力のカテゴリ

興味があれば、参考にしてみてください。

関連する記事

個人特性によって発揮される6つの能力:何よりも訓練しつつ研鑽を継続すべきコアな能力群

対人関係構築に必要な5つの能力:人を動かし成果を上げる能力まとめ:実行することが大事

思考力や意思決定に必要な能力とは?意思決定のプロセスに応じて発揮すべき必要な能力を解説

組織運営に必要な3つの能力:計画組織力/計画力、人材活用力、コントロールで人と組織を動かす

そもそもマネジメントって科学できないです、たぶん

ちょっと与太話ですが、「そもそもマネジメントって科学できない」ですって話ですね。

理由は、冒頭にも書きましたが、マネジメントそのものは、「具体的な状況やそれまでの文脈」と切り離すことができないからですね。

あと、それぞれの目的そのもが違いますから。

マネジメントの目的は「組織の中で成果を出すこと、あるいは成果が出るように支援すること」ですよね。

科学の目的は「研究を通じて体系的な知識を得ること」ですから。

もしかしたら、知識ばかりを求めて、実践を通じた時に直面する失敗や、迷いや葛藤を避ける傾向にある人が、冒頭のようなコメントをしたりするのかな、ってちょっと思います。

「唯一絶対の答え」なんて無いんですよね。。。

まとめ:知識を求めるばかりで考えが浅くなってない?

いかがでしたでしょうか?

研究をしたり、体系立てたりして科学することは、ある意味では知的労働として効率性や成果を追求していると思います。

知識を求めることって、とても精神性の高いことではあります。

ですが、できない事もまた多いですからね。

知識を求めるばかりで、自分の考えが浅くなってないか、ちょっと己を客観的にみてもらいたいなって個人的には思いますね。

(って、偉そうに書いてるぼくも本ばっかり読んでますけどねwww)

今回は、「組織マネジメントを成功させる3つの要素とは?アートとサイエンスと能力による実践的な行為」と題して、ご紹介してまいりました。

それでは、また次回!

関連する記事まとめ

個人特性によって発揮される6つの能力:何よりも訓練しつつ研鑽を継続すべきコアな能力群

対人関係構築に必要な5つの能力:人を動かし成果を上げる能力まとめ:実行することが大事

思考力や意思決定に必要な能力とは?意思決定のプロセスに応じて発揮すべき必要な能力を解説

組織運営に必要な3つの能力:計画組織力/計画力、人材活用力、コントロールで人と組織を動かす