みなさんは、オンライン上でのコミニケーションについて、普段どのように取り組んでいますか?
リモートワークが盛んになってきたり、コロナによってオンラインでの働き方をはじめた人も多いと思います。
そんな中で以下のような疑問を持つ人もいらしゃるのではないでしょうか。
- 「チームの中のコミュニケーションがなかなか活発化しない」
- 「何でも話せるチャットルームを作ったけど誰もあまり話してくれない」
- 「みんなのお互いの意見を発信したり交流し合えるような場を作りたい」
このようなチャットなどのオンライン・コミュニケーションが、自然と行われるようになるのが、理想的ですよね。
そう思うチームリーダーやマネジメントの立場にある人も多いと思います。
これに対する重要なポイントは以下です。
チャットでのコミュニケーションを活性化させる方法
- チャットでの発信する内容の「難易度を極限まで下げる」
- チャットでの発信の「頻度を(意識的に→自然に)増やす」
- 上位層から率先して「情報と感情のそれぞれを発信する」
今回は「オンライン・チャットでのコミニケーションを活性化させる方法についてあれこれ考えてみた」と題して上記のポイントをご紹介していきます。
また、「情報の扱い方に対する変化」ついてもご紹介していきたいと思います。
もくじ
オンライン・チャットでのコミュニケーションを活性化させる方法
オンライン・チャットでのコミニケーションを活性化させる方法としては先ほどご紹介した通りです。
改めて掲載しますと以下ですね。
チャットでのコミュニケーションを活性化させる方法
- チャットで発信する内容の「難易度を極限まで下げる」
- チャットでの発信の「頻度を(意識的に→自然に)増やす」
- 上位層から率先して「情報と感情のそれぞれを発信する」
それでは1つずつ見ていきましょう。
チャットで発信する内容の「難易度を極限まで下げる」
1つ目の、「発信の難易度を極限まで下げる」についてご紹介していきます。
難易度を下げるためには、例えばガイドラインのようなものを用意するでも良いですね。
かなりどうでも良いような発信と思ってもらえるような具体例を用意しても良いでしょう。
また、誰かが率先してやっていくというのもポイントだと思います。
- 「正直、今日はこのミーティングに参加したくないなぁ」
- 「いつも〇〇のようにしてるけどそもそもそれって必要なんだっけ?いらなくね?」
- 「今日誰々さんの誕生日だ!」
- 「〇〇で親子丼食べた」
こんな感じですかねw
普段から思っているような素朴な思いをどんどん発信していくと、それが火種になって周りの人もどんどん発信をするようになりますね。
「こういうことまで発信していいんだ」というレベルを極限まで下げてみることにトライしてみましょう。
発信することへの安心感をまずは作っていきたいですね。
チャットでの発信の「頻度を(意識的に→自然に)増やす」
それでは、2つ目の「発信の頻度を(意識的に→自然に)増やす」についてご紹介していきます。
所属しているメンバーの全員が、何かしら1日5回など、ルールを設けて発信をするというのも良いですね。
(上記のガイドラインにも該当しますね)
また、誰かが起点となって、みんなに対して質問を投げかけるようなコミュニケーションの機会を「最初は意識的に」→「どんどん自然に」増やしていくのがポイントだと思います。
質問に対して、自由な発信(発言)がもらえるように、頻度を増やしていきましょう。
中には、質問に対して一貫して答えないと言う人もいると思います(ぼくがそうですw)。
そういう人も、何かしら意見を持っていたりします(たぶんですが…)。
ですので、そのような人には個別で口頭でコミニケーションしてみたり、DMしてみたり、別の場で聞いてみるのも善後策としてありますね。
まずは、みんなに対しての呼びかけを増やしていくことが大切ですね。
上位層から率先して「情報と感情のそれぞれを発信する」
3つ目が、上位層の人から率先して「情報と感情のそれぞれを発信する」ですね。
メンバーが率先して色んな発信をしても、無反応だったらやる気が削がれていきますよね。
むしろ、上位層の人ほど「どうでもいい発信」や「発信の頻度を増やす」ことを率先して実施してみると良いと言われています。
「こんなことまでつぶやいていいんだ」と思われるような内容のチャットを率先してやってみるとメンバーの人の発信への抵抗感も薄れていきますね。
例えば、ぼくの知り合いのハシモトさんという方が上手いのでご紹介します。
彼はサービス開発チームの部長さんなのですが、かなりグレーな内容までメンバーに向けて発信しているとお話してくれました。
- 「いま役員会出てるんだけど・・・●●とかマジないわー」
- 「来期から〇〇が始まるらしくて、絶対ウチの部に振られる(マジやりたくねー)」
- 「ちょっと誰か△△さん神隠ししてくれへん?マジで助けて…」
こんなチャットを、メンバーに向けて発信していらっしゃるというエピソードを教えてくださいました。
(本人に許可を得ずに記載してますので、ボカシ気味ですみません)
こういう巻き込みは、とてもお上手だなぁと思いますね。
部長というお立場や役割は当然ありながらも、それ以前に、1人の人間として思うような当然の感情を発信しながら、うまく武としての課題も共有するという効果もありますね。
かつ、メンバーからの共感も得ていく、良い事例かなと思いご紹介してみました。
情報は留めない。情報を流す仕組みと文化を形成する
今もなお続いているヒエラルキー型の組織構造(ピラミッド型組織)のポイントは、上層の役職に重要な情報が集まり、そして、そこで留まってしまう仕組みですね。
この「情報を持っている人」=「権限のある人」というのが、これまでの組織でした。
ただし、これからの環境変化に対応・適応していく組織やチームの動き方は、より「自律、自立、自走、実践、自己学習」が求められます。
つまり、ネットワーク型の組織ですね。
これにあたっては、情報のストックというのが1番大きな弊害になります。
重要な情報はどんどんメンバーに発信するのがコミニケーションの活性化させる最も大きなポイントではないかなと考えられています。
ま、組織として「伝えていい情報」と「まだ伝えるべきではない情報」があるのはわかりますけどね…。
この扱いをいかに自分の中でコントロールするかが、チームを動かす力量になるのだと思います。
(ここが弱い人は、ビジョンが無いか、旧態依然とした働き方に凝り固まってるんだと思います…この話はまた別の機会にでも。)
まとめ:情報も感情もどんどん発信する時代でしょ?
いかがでしたでしょうか。
改めてポイントをお伝えすると以下です。
チャットでのコミュニケーションを活性化させる方法
- チャットで発信する内容の「難易度を極限まで下げる」
- チャットでの発信の「頻度を(意識的に→自然に)増やす」
- 上位層から率先して「情報と感情のそれぞれを発信する」
今回は「オンライン・チャットでのコミニケーションを活性化させる方法についてあれこれ考えてみた」と題してご紹介して参りました
情報も感情も、どんどん発信していこうってことですね。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは今回はこの辺で。