「どうもあの人とコミュニケーションをとっていると理解がズレるんだよなぁ」
「最初に想定していたことと違う認識をされてしまうことがよくあるな…」
こういうことって、お仕事をしているとよく起こりますよね。
そのような時は、言葉の共通認識がズレているときに起こりがちです。
そこで注目してみたいのが「言葉が持つ機能」ですね。
文章や資料を作って「誰かになにかを伝える」ことは一般的にも多いと思います。
しかし、そもそも言葉そのものに「どういった機能があるのか」というのは、もしかしたらあまり理解しないまま文章や資料を作っているかもしれませんね。
ぼくも実際に社会に出るまでは、そんなことはまったく知らずにいました。
ですが、仕事がら人の能力を定義したり、業務のルールを作ったりしてきた機会もあり、この「言葉が持つ機能」に対してはよく意識するようになりました。
組織のルールやこれからの方針などを考えて伝えるような人も、「言葉が持つ機能」を理解しておくことで、多くのひとと相互理解を得やすくなります。
ぜひ押さえておいておくと良いですよ。
今回は、「多くの人に共通理解をもたらす言葉の仕組みとは?言葉が持つ3つの機能を解説します」と題してご紹介していきます。
もくじ
言葉が持つ3つの機能
それでは、ここから「言葉が持つ3つの機能」について紹介をしていきます。
言葉が持つ3つの機能は以下ですね。
言葉が持つ3つの機能
- 言葉の意味
- 言葉の定義
- 言葉の解釈
かなり聞き慣れてしまっていて当たり前と思われますか?w
いちおう、それぞれ1つずつ解説していきます。
言葉の意味
言葉の意味について、Wikipediaを引用しますと以下です。
言葉が持っている概念のこと。言葉の意味、語の意味、語句の意味、用語の意味、言意、語意、語義などともいう。言葉が示す内容や言葉が持つ概念。
(引用:Wikipedia)
(概念と書かれると、「概念とは?」ってなりそうですけど)
言葉をそのままの内容で理解するっていうことですよね。
言葉の定義
次に、言葉の定義についてWikipediaを引用すると以下ですね。
一般にコミュニケーションを円滑に行うために、ある言葉の正確な意味や用法について、人々の間で共通認識を抱くために行われる作業。
(引用:Wikipedia)
ここでは、言葉を受け取る相手に対して、共通理解を持ってもらうため、伝い手が意図を設計し、定められる言葉の意味になりますね。
ここは、伝える側のコントロールが可能な領域になります。
言葉の解釈
最後に、言葉の解釈についてWikipediaを引用してみます。
文章や作品や物事の意味を、受け手の視点で、理解したり説明したりすること。 技法的な理解。 ある表現に対して同じ物の表現として別の表現を与える行為、あるいはその実際の置き換え行為。 外国語や古典語の翻訳・現代語訳と同義になる場合がある。
(引用:Wikipedia)
こちらでは、「受け手の視点で、理解」と出てきましたね。
つまり、こちらでは伝える側ではコントロールが不可能な領域です。
これらのようにウィキペディアでは解説されていますね。
大切なのは言葉の定義と解釈の違い
言葉の定義では、伝える側の人がコントロールをして伝えたい意図した通りの内容を相手に届くかどうかをしっかりと設計していく必要があります。
一方で言葉の解釈はその言葉や文章を受け取る相手側に委ねられるものです。
ですので、ここで伝える側の意図と受け取る側の理解が大きくずれてしまうことが起こります。
逆に、このズレが少ないとお互いの共通理解がなされている状態になります。
共通理解を促す言葉の定義の作り方
それでは共通理解を促すような言葉の理解とかの定義と作り方についてちょっとだけ遅通していきます。
いくつか方法がありますが、シンプルな方法は以下のようになります。
共通理解を促す言葉の定義のシンプルな作り方
- パターン1:「○○とは・・・である」
- パターン2:「A」+「B」=C
- パターン3:5W1Hをつかう
このようなパターンが一般的でしょうね。
言葉を用いる時は、しっかりと自分がどのような形でその言葉を用いると伝わるのかを決めていきましょう。
その上で、相手に言葉と定義を伝え、前提条件を揃えた上で、コミニケーションを取って共通理解がされます。
ご自身の文章や会話のしかたを見直すときなどに、改めてチェックしてみても良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
言葉って難しいですよね。
特に、広範囲に対して何かを伝えたり、多くの人に理解を得ていくシーンでは、本当に丁寧に扱わないといけないものです。
何かを広く伝えるときは、この「言葉のもつ3つの機能」について参考にしてもらえたらと思います。
今回は、「多くの人に共通理解をもたらす言葉の仕組みとは?言葉が持つ3つの機能を解説します」と題して、ご紹介して参りました。
それでは、また次回。