サイトアイコン KOMA-LAB.com

マネジメントの役割を阻むジレンマの克服法とは?結論は「折り合いをつける」で「解決」しない

この記事を読んでいる人は、以下のようなことに悩んでいるかも知れませんね。

こんなふうに悩んでいるマネジャーさんって、やっぱり多いんですよね。

先日お話をさせていただいた方もマネジャーとして、上記のようなことがきっかけで勉強会に参加されていましたね。

実はこれ、ずっとマネジャーさんたちが抱えている悩みなんですよね。

これを解決しない理由としては、以下ですね。

マネジャーの悩みが解決されない理由

  • 決して解決できないマネジメントのジレンマだから

そうなんですよね。

なんで決して解決できないかというと、マネジメントの仕事は「矛盾する要素の両方を求められているから」ですね。

先日の記事でも少し触れましたが、「相関と相反の認識と統合」がマネジメントの仕事と言えます。

では、マネジメントとして、どのように対処すれば良いのか?

結論としては、以下ですね。

マネジメントのジレンマを克服する方法

  • 矛盾する要素に対して「折り合いをつける」こと

身も蓋もなく、ひどい話に思えるかも知れませんけどねw

解決するということをやめて、「折り合いをつける」ように対処すれば、マネジメントとしての仕事としては成立するのかも知れないですね。

それでは、マネジメントとしては、一体どんなジレンマを抱えているのか?

これを知っておくだけでも、ストレスや悩みに苛まれずに、「冷静に対処する」という行動に移行できるかも知れませんね。

この記事では「マネジメントの役割を阻むジレンマを克服法とは?結論は「折り合いをつける」で「解決」しない」と題してマネジメントのジレンマについてご紹介してまいります。

マネジメントに悩んでいる人の、ちょっとした参考になれば嬉しいですね。

それでは、さっそくみていきましょう。

関連する記事

変化の激しい時代でマネジメントはどこまで変わったか?結論:やるべきことは変わっていない

もくじ

マネジメントの役割を阻むマネジメントのジレンマ

ここでは、マネジメントにある立場の人たちは、どんなことに対処しなければいけないのかについてご紹介してまいります。

マネジャーの皆さんは、「マネジメントとしての役割」を果たそうと日々マネジメントの活動を実践されていらっしゃいますよね。

しかし、マネジメントの役割を阻むジレンマというのが、マネジメントが発足して以来ずっと言われているものがあります。

調べてみたら、ヘンリー・ミンツバーグ先生が以下のようにマネジメントのジレンマをまとめてくれていましたね。

マネジメントの役割を阻むジレンマとは以下です。

マネジメントの役割を阻むジレンマ

思考のジレンマ

情報のジレンマ

人間のジレンマ

行動のジレンマ

全体のジレンマ

参考:ヘンリー・ミンツバーグ「マネジメントのジレンマ」

このような「マネジメントの役割を阻むジレンマがあるようですね。

(めっちゃありますよ、ほんと…。)

関連する記事

マネジャーの役割を阻む思考のジレンマ「うわべの課題解決」を克服する2つのソリューション

マネジメントはなぜ戦略のジレンマに陥るのか:勉強よりも研究&若者から学ぶ姿勢にシフト

マネジメントはなぜ分析のワナにハマってしまうのか?結論は全体像を“描き始めて”ないから

マネジメントの役割を阻むジレンマを把握すること

では、どうやったら、この「マネジメントの役割を阻むジレンマ」を克服していけるのか?という点でについて解説していきます。

上記のように、こうやって文章として明文化するだけで、「解決の困難さ」というのはなんとなくわかってもらえると思います。

大切なのは、こうやってマネジメントの役割を阻むジレンマを明文化して、自身で把握しておくことかも知れないですね。

おすすめしておきたいこととしては、ぼんやりと自分が陥ってしまっている状況に潜むジレンマを、書き出してみるのも対策としてはありですね。

すぐに解決策が見出せない場合、もしかしたらずっと抱えなければいけないジレンマかも知れないです。

ジレンマとは何かというと、「マネジメントに求められる役割」と「それが実行できない状況」の2つをセットで考えていくと見出しやすいと思います。

そういった場合は、すぐに「どう折り合いをつけるか?」と思考を切り替えて、対処の仕方への理解を深めておくことが肝要なのかも知れませんね。

マネジャー同士で抱えるジレンマを共有してみる

次に、自分の抱えるジレンマを明確化したら、それらを他のマネジャーや上位層、社外のマネジメント層の人、あるいは部下であるメンバーなどに共有してみるのもアリかもしれませんね。

特に、外部の人に共有する(発信する)のがオススメですね。

外部の人に「あなたならどのように行動する?(対処する?)」と聞いてみたりするのも良い振り返りの機会になったりしますね。

こうすることで、自分の考えていた思考の枠組みから外れた視点で物事を把握することもできますからね。

ぼくの友人とかだと、SNSに悩みを書き込んで、色んな人からのコメントでアドバイスを集めたりしています。

(それを眺めているだけのぼくも、とても勉強になったりします)

まとめ:まずは、ありのままを開示してみません?

いかがでしたでしょうか?

まとめると、以下のようなことかも知れませんね。

マネジメントのジレンマに対する対処まとめ

  1. マネジメントの抱えるジレンマを把握する
  2. 自分の抱えるジレンマを明文化してみる
  3. 自分の抱えるジレンマを共有してみる

抜本的な解決策というのはなかなかないんでしょうけど、どんなふうにして対処していくかをいろんな人と会話してみるってのもありかも知れないですよ。

(そんな時間がねーんだよ!ってのも、またジレンマですけどねw)

今回は、「マネジメントの役割を阻むジレンマを克服法とは?結論は「折り合いをつける」で「解決」しない」と題してご紹介してまいりました。

ま、参考になる人に参考になれば。

それでは、また次回。

関連する記事

変化の激しい時代でマネジメントはどこまで変わったか?結論:やるべきことは変わっていない

マネジャーの役割を阻む思考のジレンマ「うわべの課題解決」を克服する2つのソリューション

マネジメントはなぜ戦略のジレンマに陥るのか:勉強よりも研究&若者から学ぶ姿勢にシフト

マネジメントはなぜ分析のワナにハマってしまうのか?結論は全体像を“描き始めて”ないから

マネジメントはどこまで現場に関われば良いのか?マネジメントのスキームを構築するススメ

権限委譲のジレンマとは?:権限委譲の原則と丸投げを防ぐ権限委譲モデルについて検討してみた

モバイルバージョンを終了