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全員がコミットする目標設定の仕方とは?定性的な「見てみたい未来像」を描く6つのポイント

前回の記事で、チームは動的な動きを通じて、目標を常に見つめなおす必要があるということを紹介させていただきました。

確かに、目標って大切ですよね。

何が大切かって考えたときに、「自分のテンションが上がるか?」ってところがポイントだったりします(あくまでも個人的な意見ですがw)

テンションが上がる=達成意欲があるか、ってことですね。

ただ、会社で個人の目標設定していると、どうもこの達成意欲の部分って、もたらされないことが多いですね(いいのか、こんなこと言ってw)

そこで今回は、「全員がコミットする目標設定の仕方とは?定性的な「見てみたい未来像」を描く6つのポイント」と題してご紹介してみたいと思います。

ポイントは以下ですね。

このような2点について、少し紹介してみたいと思います。

結論を先に言っちゃうと、「定性的であっても、ワクワクする目標を立てよう!」ってことになっちゃいますですけどね(笑)

それでは、さっそくみていきましょう。

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もくじ

目標設定に関する課題

よく、目標設定はチームワークの要とも言われています

ですが、実際には多くの人がその「目標設定」に課題を感じていたりましますね。

パーソルキャリアが実施した目標設定調査だと、働く人の約8割近くの人が「目標設定に課題を感じている」と回答していたデータなどもあります。

引用:https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20191210_01/:「会社で行う目標設定の方法に課題を感じていますか?(全体 N=1,200) 」

これもチームの機能不全に通じるものもあるかもしれません。

ここで大切なのは、「チーム全員が達成したいと思う目標かどうか?」ってことだと思います。

でも、この目標の作り方って難しいんですよね

では、どんな目標だったらいいのかについて、以下で少し考えて見たいと思います。

まずは、王道な目標設定からみていきましょう。

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SMARTな目標設定

目標設定のやり方については、いろいろなものがありますが、その中でも「SMART」という目標設定の仕方について、見たり聞いたりしたことのある人も多いのではないでしょうか?

SMARTの法則とは、以下のようなものですね。

SMARTの法則

これは、めちゃくちゃ有名な目標設定の仕方ですよね。

実現したい状態がハッキリとあって、共有されている場合には、この法則が適しているかもしれませんね。

でも、そんなケースってほとんどないんじゃないでしょうか?

達成までのプロセスも見えなかったり、測定ができないケースも多々あったりしますよね。

こういう場合、無理に目標を立てたところで、「達成したい」というモチベーションにつながりにくいと思います。

「見てみたい未来象」を描く目標設定の6つポイント=IMPACTモデル

では、みんなで達成したい目標設定はどのようなものか?

その典型的な方法としては「見てみたい未来の姿を描くこと」です。

「ゴールイメージ」「シーン」「世界観」などですね。

または、「達成したあとにどんなセリフをいうか」などといった発言や行動を目標としてもいいですね。

サイバーエージェントのCHOで有名な曽山哲人さんは、以下のような目標設定のモデルを提唱されていました。

IMPACTモデル

こうした観点で、定性的であっても目標設定をおこなうことも有効ですよね。

これはぜひ参考にしてもらいたいフレームワークです。

「共感」できる目標かどうかも、目標設定の1つの指針としてあって良いと個人的にも思います。

(何がなんでも定量でなくて良いってことですね)

ゴールイメージが明確となり、コミットメントできる目標が作れれば、一番楽しいのではないでしょうか。

こういった目標設定は、以前お伝えしたOKRの「O」を考えるのにも有効ですね。

OKRについては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ:目標への「共感」という1つの指針

いかがでしたでしょうか?

会社や組織の場合、会社の掲げるビジョンやミッションに「共感し合えるか?」を採用時に大切にしたりしますよね。

でも、ことチームや個人の目標となると、この「共感が薄れる」ことが多いように思います。

みんなで目標を達成できるよう、どうやって「共感が得られるか?」というのは、1つの指針にしてみてもいいんじゃないかなと思いますね。

今回は、「全員がコミットする目標設定の仕方とは?定性的な「見てみたい未来像」を描く6つのポイント」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回。

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