この記事を読む人の中には、以下のような疑問を持っている人もいるかも知れませんね。
- 組織開発の本でおすすめの本を知りたいな
- 組織開発の本で入門編から具体的な理論が専門的に学べる書籍が知りたいな
- 組織開発の本で定評のある専門書が知りたいな
ぼく自身はこれまでもチーム運営や組織開発といった分野でお話をすることも多いですね。
ただ、今回はあくまでも「理論」や「専門的な知識」を習得するのにおすすめの書籍を解説していきたいと思います。
組織開発を社内で展開するような人事の人や、サービスとして提供するコンサルタント、あるいはHR-techのカスタマー・サクセスさん向けに紹介できればいいかも知れませんね。
今回は「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」と題してご紹介してまいります。
前回は人材開発の本のおすすめでしたが、今回は組織に変更してみてます。
それでは早速見ていきましょ〜
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もくじ
組織開発の概論が理解できるおすすめ本10冊を紹介します
それでは、ここから「組織開発の本でおすすめの書籍」をご紹介してまいります。
組織開発の入門編から上級編まで、おすすめできる本ばかりで、定評のあるものですね。
組織開発の本でおすすめの書籍は以下です。
組織開発の概論が理解できるおすすめ本
- 入門 組織開発 活き活きと働ける職場をつくる (光文社新書)
- 組織開発の探究――理論に学び、実践に活かす
- 組織設計概論―戦略的組織制度の理論と実際
- 経験と教育 (講談社学術文庫)
- 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』 (講談社現代新書)
- 精神分析学入門 (中公文庫プレミアム)
- マンガでやさしくわかる組織開発
- 組織――「組織という有機体」のデザイン 28のボキャブラリー
- だから僕たちは、組織を変えていける
- マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則
以下で1つひとつみていきましょう!
組織開発の概論が分かるおすすめ本①:入門組織開発 活き活きと働ける職場をつくる
これは色んな人が組織開発の入門書として最適だと紹介しているおすすめ本ですね。
組織開発は、そこで働く「人」とその「関係性」に働きかけることであると教えてくれていますね。
一貫して伝えているのが、組織が活き活きとすることが可能になるのが「組織開発」であるということですね。
この辺りは、エンゲージメントとも密接に関連してきますね。
この本の内容に関しては、以下の記事でもご紹介していますので、興味があれば覗いてみてください。
また、エンゲージメントのおすすめの本は以下でも紹介していますので、ご覧ください。
組織開発の概論が分かるおすすめ本②:組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす
中原先生は、人材開発や組織開発においては日本で一番有名な先生ですよね。
こちらのおすすめ本に関しては、組織開発について一番読みやすくて理解しやすい、かつこれまでの歴史や専門的知識が豊富に学べる書籍です。
これから本腰を入れて理論を学ぶ人の、ベースになる知識が身に付きますね。
特に、これまでの心理学や社会学的な学派と系譜についても年表のような形で示してくれています。
また、対話型組織開発と診断型組織開発の理論的背景の違いから、組織開発の進め方、アプローチの違いなども丁寧に説明してくれています。
こういった理論をベースに、チームづくりに関して取り組まれるととても参考になると思いますね。
関連する記事
組織開発の概論が分かるおすすめ本③:組織設計概論
組織開発だけでなく、組織を設計するときの考え方をインプットするときに参考になるおすすめ本です。
ハード面から組織を考えるための基礎を知りたい人におすすめですね。
けっこう難しい本ですが、構造が緻密でめっちゃ参考になります。
組織開発の概論が分かるおすすめ本④:経験と教育
組織開発の源流哲学者の1人、ジョン・デューイの書いた教育のおすすめ本です。
デューイの言葉で、「教育とは知識を教えることではなく経験から学ぶことだ」という主張が詰まった一冊ですね。
人材開発はだたのスキルセットではなく、人間性の成長であるというのが浸透してほしいと思えます。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑤:はじめてのフッサール「現象学の理念」
これは、フッサールの現象学が理解できるおすすめ本ですね。
現象学の核心をわかりやすく伝えてくれています。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑥:精神分析学入門
これは、フロイトの一般の人向けに行った講義をそのまま書籍にまとめた本ですね。
フロイトの他の書籍よりもかなりわかりやすくなってます(ってか、他は読めないw)
フロイトも熱くなって聴衆と議論しているのがわかります。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑦:マンガでやさしくわかる組織開発
書籍のタイトル通り、組織開発の活かされているシーンが漫画でよくわかる内容にまとめられています。
まずはこういった漫画からサクッと学んでみるのも良いのではないでしょうか。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑧:組織――「組織という有機体」のデザイン 28のボキャブラリー
この本は、グローバル企業、政府組織や公的組織、大学、ベンチャー、NPOなど国内外の無数の組織に関わった著者のエピソードが豊富に注入されている組織の本です。
強い組織のポイントをユニークなボキャブラリーを中心に解説してくれています。
生々しいですね。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑨:だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた
変わり続ける社会では、前例踏襲の管理型組織からの脱却を提唱してくれていますね。
組織に自律性をとりもどし、変化から学ぶ「学習する組織」を目指しながら、そのための結果よりも「関係性」と向き合うことを進めているおすすめ本です。
組織開発の概論が分かるおすすめ本⑩:マネジメント エッセンシャル版
とはいえ、基礎の基礎として、この難解な本をしっかり理解することも避けては通れないですので、おすすめしておきます。
組織開発の実践者(チェンジエージェント)の人が読んでおきたいおすすめ本
ここからは、さらに”組織開発を実践する実践者”、いわゆるチェンジエージェントに読んでもらいたいおすすめ本をご紹介していきます。
組織開発を実践する実践者におすすめの本は以下です。
組織開発実践者におすすめの本
- NTLハンドブック~組織開発と変革~(改定版)
- プロセス・コンサルテーション―援助関係を築くこと
- 企業の人間的側面―統合と自己統制による経営
- 組織の罠 人間行動の現実
- 完全なる経営 (日本経済新聞出版)
- 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
- 問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる
- プロセス・コンサルテーションの実際Ⅱ
- 謙虚なリーダーシップ――1人のリーダーに依存しない組織をつくる
- チェンジ・エージェントが組織を変える 組織変革実践ガイド―トップと現場をつなぐ組織変革の実践的方法論
まとめ:気になったものから読んでください。
いかがでしたでしょうか?
あくまでも組織開発の理論を学ぶという意味で、おすすめの本をご紹介してみています。
もっと具体的なチームの働きかけやコミュニケーションの設計の仕方で参考になる情報は別途まとめていきたいですね。
実践的なやり方についても少し解説できるように今後は記事を書いていこうと思います(気が向いたら・・・)。
(本の紹介はラクなのでついつい書いちゃいますね)
今回は、「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」と題してご紹介してまいりました。
エンゲージメントの向上、チームワークを良くする理論的な知識などを学びたい人の参考になれば嬉しいですね。
それでは、また次回!