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平均給与の推移と働き方の多様化から組織デザインと所得のポートフォリオについて考えてみた

この記事を読まれている人の中には、以下のようなことが気になっている人もいるかも知れませんね。

こんなふうに、自分や世の中で働いている人たちのお金事情・経済事情に応じて、その後のキャリア形成やライフステージについて考えたりしますよね。

ぼく自身も、「景気がいいって聞くけど、そんな実感ぜんぜん無いんだけど!」と、よく思ったりします。笑

そんな流れから、少し平均給与の推移について調べてみました。

そこで今回は、「平均給与の推移と働き方の多様化から組織デザインと所得のポートフォリオについて考えてみた」と題してご紹介してまいります。

これからのキャリアについて考える参考になれば嬉しいですね。

それでは、さっそくみていきましょう!

もくじ

平均給与ってやっぱり下がり続けてますよ

それでは、ここでは、平均給与についてみていきたいと思います。

以下の図は、国税庁がいつも調査している「民間給与統計調査」より持ってきたデータですね。

これを見ると、97年をピークに、平均給与が下がり続けているのが分かります。

2009年のリーマンショックの時は一気に下落して、2011年の東日本大震災でもまた下降気味になっていますね。

その後、盛り返してきていますが、2019年のところではまた下降曲線を描いています。

今のコロナの影響なども今後どう反映されるか分かりませんが、厳しい状況というのが大方予想はつきますよね。

可処分所得も減ってきていますよ

では、次に可処分所得についてもみていきましょう。

お金を稼いだとして、いくら使えるかって話ですからね。

以下の図は、社会保険料率の推移を示したものですね。

参考:https://logolife.net/post-2286/

例によって例のごとく、社会保険料というのは増加し続ける一方なわけで、僕ら労働者の可処分所得っていうのは、どんどん減り続けて行っていますね。

働けど働けど、お金は減る一方なんですね・・・。

変化に対応した「人材マネジメント」と「見える化」そして「働きかけ」が求められる

平均給与の低下や可処分所得の低下の影響もあり、労働者の働き方って今後ますます多様化していきますよね。

「給料足りねーから」という感覚もあり、副業やフリーランスとしても働く人も増えてるんでしょうね・・・。

プロティアンキャリアといった考え方も個人には浸透していこうとしてます。

また、年金支給の開始年齢も引き上げられていたりもするので、60歳定年後も継続して働き続ける人の割合も増えてきている印象です。

経済と社会の変化に対して、労働者の働き方も変化がもたらされています。

そんな中で、人材マネジメントも、ダイバーシティの観点だけでなく、経済社会の観点で柔軟な働き方とパフォーマンスの発揮がしやすい組織をデザインするのが急務ですね。

色んな動機、背景をもった人がチームの中にいますから。

こういった動きの中で、社員についての情報を集めてデータ管理・見える化したり、サーベイを行ったりする動きというのが今まさに取り組まれている企業も増えてきてますね。

その後の施策として、いかに社員に働きかけていくか、社員同士の働きかけを誘発させていくかといったことも、これから先の大きな課題となるんじゃないかなと考えられます。

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個人も働き方と収入源のポートフォリオの発想を持つべきか

一方で、個人も変化が必要になりましたよね。

平均給与も下がって、可処分所得が減っていく中で、1つの会社からのお給料だけでは、生活と精神の安定が難しくなってきている状況だと思います。

そういった中で、副業や兼業、ギグ・ワークなど、働き方も多様化して複数の収入源を獲得することが可能な時代にはなってきました。

可処分所得はそれで増やせると思いますが、一方で可処分時間はどんどん減ってきているのも知れません。

1人の人間の時間を切り売りした働き方にも限界がありますからね。

今後は、労働による所得だけでなく、仕組みや商品・コンテンツを開発して、ビジネスモデルを構築し、個人として収益を獲得していくというのも見据えていかないといけないでしょうね。

自分を商品として働かせるのか、仕組みや商品を作って、それらに働かせるのか。

個人もポートフォリオを持つ時代ってことなのですかね。

(と、単なるぼやきになってしまいましたw)

商品の作り方に関しては、こちらの記事も参考にしていただけると思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

見方によっては、単に「金がない」みたいな記事になっちゃってすみませんw

ただ、会社の中で働く時の働きかけっていう部分と、個人としての収入源のポートフォリオという2つの視点は結構大事だと思います。

ちょっと覚えておいてもらえたら嬉しいですね。

今回は、「平均給与の推移と働き方の多様化から組織デザインと所得のポートフォリオについて考えてみた」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回!

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