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ビジョンにつながる時代の大局観や社会性をやしなう方法!結論は映画をよく観ろって話です

よくこのWebサイトで、ぼくは「生産性」だの、「人間性」だの言ったりしてますよね。

そこで、ふと「あれ?あんまり社会性について記事書いてないな…」って思ったので、今回は無理やり社会性の話をしてみたいと思いますw

映画とか、よく観ますか?

興行収入がものすごくヒットする映画って、実は以下のようなメカニズムで大ヒットしたりしていることが多いんですよね。

ヒットする映画のメカニズム

※他にもキャラクターやストーリー展開などの要素もありますけど、今回は「社会性」を結びつけるために上記にとどめてます。

ぼく自身も演劇の脚本を書いていた時は、よくこういった要素を意識しながら脚本を書いていましたね。

上記のような観点で、潜在的にその映画が持つ「時代背景」「社会問題」「メッセージ」を探りながら映画を観ると、より面白さを感じられるようになります。

これが、個人の時代に対する大局観や社会性にも繋がりますね。

今回は、「ビジョンにつながる時代の大局観や社会性をやしなう方法!結論は映画をよく観ろって話です」と題して、具体例を交えながらご紹介していきたいと思います。

社会性や時代の大局観を磨くという点では、けっこう楽しみながらできる良いトレーニングだと思いますよ。

それでは、さっそくみていきましょ〜!

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もくじ

『ジョーカー』(原題:Joker):2019年

2019年にアメリカでめちゃくちゃ大ヒットした映画ですね。

これは、なぜこの当時大ヒットしたのかというのを考察していくと見えてきますね。

ジョーカー自身は貧しい幼少期を迎えていたという背景がありました(よね?)。

これは、まさにアメリカの社会問題としてある「格差社会」というのを描いています。

また、この格差というのは、アメリカ社会の中にまたがっている「分断」というのが複合的にあったからだと思います。

つまり、当時大統領だった「トランプ大統領」に対するアンチテーゼなメッセージを、「ジョーカー」というキャラクターをダーク・ヒーローにして伝えていきたかったのだと考えられますね。

大統領選挙を翌年に控えていたというタイミングもあったかもしれません。

こんなふうに、社会の抱える潜在的な問題などの要素が絡みあって、「ジョーカー」はヒットしたんじゃないかなって思います。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編:2020年

次に、日本の映画興行収入の記録を塗りかえた「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」についても考察してみたいと思います。

これは、まさに人間性にぴったりなテーマだったんじゃないかなって個人的には思います。

これ以前の日本は、経済も順調で、生産性重視の企業活動が多かったと感じています。

AIや自動化、効率化といったキーワードも多かったですね。

そんな中で、コロナという危機に直面し、人間の行動そのものに制御がかかったタイミングで、人と人との「絆」のような欲求が一気に高まったのでなはいかなと思います。

これが、竈門炭治郎と禰豆子という兄妹の「絆」というメタファーで描かれている(そう観客が読み取った)のかもしれないですよね。

また、「鬼」という利己や利益を至上とする存在と、「鬼殺隊」という自己犠牲を厭わない存在というのも、「人と人との絆」のメタファーだったかもしれませんね。

ちょうどこの前の時期から、「対話」や「心理的安全性」といったことも言われるようになりましたからね。

こういった背景が、ぼくたち日本人の潜在的な意識の中にあったのではないか、という考察ができますね。

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千と千尋の神隠し:2001年

鬼滅の刃の前の興行収入第一位だったのが、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」ですよね。

この「千と千尋の神隠し」についても、ちょっと考察してみたいと思います。

物語は、お父さんとお母さんが「豚」にされて「奉公」のために売り飛ばされてしまった女の子のお話です。

これを、ぼくなりに解釈すると。

映画が2001年というのを考えると、「消費者金融による借金を抱えた人(資本主義の豚)」と「借金を肩代わりにして返す家族」というのがメタファーだったのだろうなと考察できます。

「個人の破産」というのが90年台後半はあったかと思います。

(夜逃げしたり、自宅が差し押さえられたりした友達もいましたね…)

その他にも、「企業の倒産」「不良債権処理」など。

日本経済の低迷と1つの家庭をひとつの物語の中に描いたという意味でも、個人的にはこの「千と千尋の神隠し」は名作だと思いますね。

ちなみに、ジブリ映画は、「ナウシカ」や「となりのトトロ」など、自然環境問題に対するメッセージ性のある映画も制作性てヒットを作り続けてきましたよね。

テレビドラマと映画のみかたの違い

映画の事例の話をしてきましたが、「テレビドラマだとどう違うのか?」についても少し触れておきますね。

テレビドラマの場合、製作費はスポンサーである企業から出ている構造になりまます。

ですので、企業のマーケティング目的などが製作意図に反映されてドラマコンテンツが作られていきます。

「マーケティング主導型」になるんですよね。

つまり、「届けたい相手がいて、それを仕掛ける側の人がいる」という構図ですね。

マーケティング的な観点をやしないたい人は、CMやドラマのコンテンツをよく分析してみると良いでしょうね。

一方で、ヒットする映画の場合は、先述の「潜在的な社会不安やメッセージ」などが盛り込まれています。

社会性や時代に対する大局観をやしなうには、映画の方が適していると思いますね。

まとめ:この映画は何を言いたいのか?と問いながら観る

いかがでしたでしょうか?

あくまでも個人的な観かたなので、必ずそれが正しいとは言えませんけどw

こんなふうにして問いながら映画をみていくと、きっと時代に対する大局観や社会性が身に付いていくと思いますよ。

こういうことの積み重ねが、次なるビジョンを生むとも思います。

参考になる人に参考になれば嬉しいですね。

今回は、「ビジョンにつながる時代の大局観や社会性をやしなう方法!結論は映画をよく観ろって話です」と題してご紹介してまいりました。

それでは、また次回。

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