先日の記事で、これからのオフィスに求められる機能として、偶然の人との出会いについて書いてみました。
引き続き、「これからオフィスってどんな機能が必要かな?」ってぼんやり考えてみたときにやっぱり強く思ったのが、「背中で学ぶ=人の言動を見て学ぶ」でした。
「背中みて学べ」みたいなのって、かなり嫌われるかも知れませんね。笑
(ホント、古い人間で申し訳ないです)
なので、一応「人の言動を見て学ぶ」と言い換えてみたいと思います。
以前にも紹介した職場の人から得られる3つの成長支援とも関連してきますね。
今回は、「これからのオフィスに求められる機能その②:人の言動やその意図から学ぶ「職場学習機能」」と題してご紹介してみたいと思います。
リアル場面において、学べることってたくさんあると思いますよ。
それではさっそくみていきましょう〜。
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もくじ
人の言動やその意図から学ぶ「職場学習機能」
それでは、ここからは人の言動やその意図から学ぶ「職場学習機能」について考えていきたいと思います。
「人の言動を見て学ぶ」とは、例えば先輩社員のプレゼンのやり方や、お客さんとの電話での話し方を見て学ぶことをイメージしてもらえたらと思います。
例えばプレゼンの場合、ただ単に先輩の言動を「見て学ぶ」だけでなく、一緒にいる相手の人も同時に観察して学んでいますよね。
「相手も頷いてるな」とか、「めちゃくちゃ刺さってる感じがするな」、「メモまで取り始めてるゾ」とか「すごく相手も楽しそうに会話し始めたな」とかとか。
先輩社員と相手の人を「行動観察」して記録するようなイメージですね。
これによって、先輩社員の「アプローチの方法(原因)」と、相手の人の「反応(結果)」や「変化(結果)」を同時で見て学ぶことが出来ます。
この「原因」と「結果」を同時で見られることで、その「効果性」というのが検証されながら学ぶが出来ますね。
これをマネたり取り入れていくと、具体的なプレゼンスキルや説明するスキルが向上しますよね。
一方で、やり方だけを説明されて教えられても「それって効果あるのかな?」と疑問に思ったりしますよね。
そういった部分を解消してくれるのが、実際のリアルな場面だったりします。
自分自身の観察力とナラティブも向上する
個人的には、副次的なスキルや能力の啓発になるかもなと思っているのが、「観察力」と「ナラティブ」ですね。
以下では、簡単に観察力とナラティブが育まれる例を紹介していきます。
観察力が啓発されるケース
観察力は、相手の言動をよくよく観察することで啓発されていきますよね。
上記のような、「先輩社員のアプローチ」による「相手の反応」を逃さず観察する回数を重ねていくことがとても重要です。
小さな変化やその効果、見逃してしまいがちな伏線的なコミュニケーションの仕掛けなど、多くを発見する力が身についてきます。
なかなかオンラインだけだと熟練することが難しいですが、希少性の高くなったリアルの場だからこそ、五感を高くして感じ取りたいですね。
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ナラティブが啓発されるケース
もう一つ副次的な効果があると思ってるのが「ナラティブ」です。
これは、電話での会話などもそうですが、相手の反応が見えない中で、先輩社員がどんなコミュニケーションを電話で取っているのかを見て学ぶ部分です。
これで「相手はどんなふうに会話してるんだろう?」とか「相手はどういう反応をしたから先輩はあんなふうに答えたんだろう?」と、あれこれ妄想を膨らませます。
そして、「さっきの、どういった会話だったんですか?」と答え合わせをしに声をかけます。
※よくお客さんから相談の電話がかかってくる人は、組織構造や役割上の「立ち位置」から発生する担当者の悩みを話している人が多かったですね。
ぼくも、営業を始めた当初から3年くらいはかなり集中して他の人の電話の会話って聞いていましたね。
組織を学ぶ上で、「そういう悩みが発生するんだ」とよく勉強になったものです。
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まとめ:集中する時以外はイヤホンは外すw
いかがでしたでしょうか?
ちなみに、当時上司だった人から「実は会社ではあまりイヤホンして仕事しない方が良いんだよ」ともこっそり教わりましたね。
リアルな情報はオフィスにかなり転がっているので、それを注意深く観察したり聞いたりして、あれこれ妄想をめぐらせながらキャッチアップ出来ます。
オフィスにはこういった「職場学習機能」もあったりするので、時々有効に活用してみて下さい。
今回は、「これからのオフィスに求められる機能その②:人の言動やその意図から学ぶ「職場学習機能」」と題してご紹介してまいりました。
ちなみにぼくは、よくカフェで仕事してますが、「隣の席のおじさんたちの借金の話」とか、「初デートっぽい中年男女の会話」とかよく聞いていますね。
何よりの社会勉強だと思ってます(単に気になって聞いちゃうだけですけどw)。
それではまた次回!
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