これを読まれている人の中には、以下のような、自分自身をもっと成長させたいと思っている人もいるかもしれませんね。
- これからもっと、個人としてスキルアップしよう
- 自分の課題を克服して、さらに能力を高めよう
- 自己啓発とスキルアップを通じて、高いポジションにつこう
このようなことを考えたり思ったりして、能力開発やスキルアップをして頑張っていますよね。
でも、ちょっといいですか?
「それって持続的に活かせるような能力やスキルなのか?」
こういう疑問を持たれたことってあります?
だいたいの能力やスキルというのは、「その会社の中において必要な能力」として設定されています。
あるいは、「その会社の業務フローを回す技能としてのスキル」として、設定されているものがほとんどですね。
つまり、転職したり、職種が変わったりしたとき、全く何の役にも立たなくなることがよくあります(というか、ほとんどです)。
ツライっすよw
そんな中で、唯一と言っていいほど、汎用的に応用・転用が効くスキルというのがあります。
それがビジネスモデルを構築するってスキルですね
今回は「ビジネスモデル構築というスキルを身につける:会社で身につけるスキルは使えなくなる?」と題して、ご紹介していきます。
プロティアンキャリア風にいうと、自分の価値観や幸福感に具現化したビジネスモデルを作れると最強ですね。
それでは、さっそくみていきましょう!
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もくじ
ビジネスモデルとは?シンプルに考えよう
ここでは、どういうものがビジネスモデルなのか、シンプルにお伝えしていきたいと思います。
ビジネスモデル全体をシンプルに表現すると以下のような感じになります。
ビジネスモデルの全体像
- 材料を仕入れる
- 商品を作る
- 商品に対して集客をする
- 商品を販売する
この一連のプロセスがビジネスモデル全体を構築する基本の型になります。
以前にも、新規事業やスタートアップについてはご紹介したと思います。
通しでビジネスモデルを構築するというのは、実は企業の中にいては身に付けることはできません。
材料の調達や人材の調達、商品コンセプトを考えて商品化し、集客などのマーケティング活動、販売、そして収益管理とそれぞれのオペレーションの設計、とかとか。
スタートアップや新規事業の立ち上げを企業の中で経験することはあっても、投資金額などのコントロールまでは権限ないですからね。
(そもそも、立ち上げの資金を企業が出してくれてる時点でゆるふわスタートアップか…?)
なので、一番スキルが身につくのは、自分自身で自己資金を使ってスモールビジネスを立ち上げたり運営していくやり方だと思います。
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労働者としての能力やスキルはほとんど転用が効かない
では、これまで頑張ってきたスキルや能力はどうでしょうか?
プロティアンキャリアでいう、「環境に合わせて自分自身を変化させる」という部分では、非常に弱かったりするのが組織の中で培う能力やスキルですね。
ちょっと営業やコンサルなどの例で考えてみたいと思います。
営業職の場合
例えば、営業職の場合をみていきましょう。
(僕もトータルで14年くらい営業という職種にはたずさわりましたけど)
能力的な部分でいうと、コミニケーション面においては、全業種の営業職には共通する能力かもしれませんね(定義が広いですけど)。
しかし、以下のような状況や条件が異なるだけで、やり方というのは一変します。
営業の前提条件の違い
- 商品が有形の商品なのか無形の商品なのか
- 人が商品なのか商品がモノなのか
- 顧客は一般の個人なのか法人なのか
- パッケージ商品を売るのか企画提案型のセールスなのか
などなど、まだまだありそうですけど、ホントに様々ですね。
これだけ条件が違うだけで、売り方というのは全く違ってきますね。
人によってはこういう条件に左右されないで成績を残す人もいます。
でも、そういう人ってほんとにレアな人ですね。
営業としての才覚が素晴らしいので、仲良くして今後の体制次第で引き抜くつもりで関係性を保った方が良いでしょうねw
コンサルティングの場合
よくコンサルティング能力も営業能力と同様に身に付けると汎用性が高いと誤解されている職種だったりします。
同じコンサルタントとして転職したり環境変えたりした場合は、転用できるかもしれませんけどね。
ただ、ビジネスを立ち上げたり、新規事業をうまく成功させられるかというと、眉唾モノです。
(合理的に考えすぎて、非合理の連続性による差別化をしたことがないから→このあたりはまた追々…)
コンサルタントとして関わる場合は部分的なお手伝いが多いです。
戦略を作ったり、集客の施策立案と実行支援とか、制度を作ったり、システムの要件定義をしたり、人材を採用するなどの部分的なサポートを担当すること、とかですね。
このように、コンサルタントもプロジェクトの経験の幅やによって限定的な経験になりがちです。
この点を踏まえても、やっぱり通しでビジネスモデルを構築するという経験が1番汎用性が高いんじゃないかな、と考えますね。
ホント、職種というのは、その企業に最適化された働き方・仕事の進め方なので、スキルの応用や転用が効きにくいんですね。
ビジネスモデル構築するスキルは転用が効く
ここでは、ビジネスモデルを構築するスキルの転用についてご紹介していきます。
例えば、ラーメン屋さんを開業して軌道に乗せたあと、別の場所で焼肉店を開業することもできますね。
また、不動産関連のビジネスを立ち上げるのであれば、別事業としてコインランドリーのビジネス、あるいは駐車場のビジネス等を立ち上げることも可能になります。
(例がしょぼくてすみません…w)
ポートフォリオが増えていきますね。
こういった発想で、これからのキャリアを考えてみてはいかがでしょう?
1つの能力やスキルを一生懸命に伸ばすのではなく、ビジネスモデル全体を構築するという視点で考えてみる。
どんな小さなビジネスモデルでもいいので自分で仕入れから販売までの一連のプロセスを経験してみるのが1番大きな気づきを得られるんじゃないかなと、個人的に思います。
自分自身でビジネスを立ち上げたりチャレンジすると、きっと大きな気づきも得られますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ビジネスモデル構築というスキルを身につける:会社で身につけるスキルは使えなくなる?」と題して、久しぶりにキャリア論についてお話ししてみました。
ビジネスモデルを構築するって、一見ハードルが高そうに見られがちなんですけどね。
まずは、
「何もしないで1日100円を稼ぐにはどうしたらいいか?」
と、考えてみるのも面白いですね。
そこからアイディアを出して、実行に移していく。
土日を使ったり、1日1時間とか使って、コツコツ継続してやっていくと半年とか1年後ぐらいには、1日百円は楽勝で超えてくると思います。
ぜひトライしてみてもらえたらなと思います。
それではまた次回!
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