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チームワークの機能不全?チームを取り巻く環境変化と機能低下とは:チーム運営の基本に立ち返ろう

ここ数年は特に「個人の時代」とか「個の力」とか個人を主体としたスローガンが多くなってきていますよね。

そりゃ、最終的には個人な訳ですから、言ってることは正しいのでしょうけど

ただ、組織のリーダーやマネジャーからも横一列に「個の力を高めよう!」って言われてしまうと、「あれ?チームでやる意味ってなんだっけ?」ってなりませんか?笑

(状況にもよるかもですけどねw)

そんな中で、近頃よく感じるのが、チームを率いるリーダーやマネジャーが、あまりチームを運営するノウハウやスキルを身につけられていないように思います。

なぜか?

おそらく、その理由は「チーム運営が難しいから」時代だからですね。

難しさの理由は2つあります。

1つはチームを取り巻く環境の複雑さ、もう1つがチーム機能の低下ですね。

(日本のチームがジョブ型雇用のような雇用形態で働くチームだったら、もっとこのチーム運営は自立的に「個力」を発揮してうまく回っていたかも知れませんが…妄想)

今回は、「チームワークの機能不全?チームを取り巻く環境変化と機能低下とは:チーム運営の基本に立ち返ろう」と題してご紹介してまいります。

こういった環境の変化を捉えつつも、しっかりとチーム運営のあり方も模索したいですね。

先日ご紹介した職場文化成長支援にも関わる内容ですね。

それでは、早速みていきましょう!

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もくじ

チームを取り巻く環境変化

ここでは、「チームを取り巻く環境変化」について解説していきます。

一般的にも言われているような、チームを取り巻く環境変化としては以下のようなことがありますね。

チームを取り巻く環境変化

事業内容やビジネス環境にもよるでしょうが、以下で1つひとつみていきましょう。

事業環境の変化スピードの加速化

環境変化の1つ目は、事業速度の加速化ですね。

これは、テクノロジーによる変化の影響も大きいのではないでしょうか。

また、事業の立ち上げやすさ(参入障壁の低下)やICT化によるコミュニケーション手段の多様化なども影響してきているでしょうね。

仕事の内容の高度化

また、2つ目にも関連しますが、AIやDXなどの潮流もあって、仕事そのものがどんどん高度化してきていますよね。

最近だと、データを活用する業務や分析など、あつかう情報そのものが難易度の高いタスクが増えてきたようにも思います。

働く人の多様化

3つ目に働く人の多様化もどんどんその種類というのは増えていますよね。

少子化における子育て世代への配慮から、高齢者介護をしなければいけない家庭の問題、外国人人材などさまざまになってますよね。

そういった職場環境整備も徐々に進んできています。

働き方の多様化

そして、最後に働き方の多様化です。

もうオフィスで働かないような働き方というのもスタンダードになりましたよね。

2020年からのコロナウィルスの影響もあり、リモートワークが必須の時代に大きく変わったというのが、世界的にも大きいですね。

チームの求心力が低下してきている?

次に、実際に今起こっているといわれているチームの問題についても紹介してまいります。

ある大学生チームの活動で起こりえる課題を列挙してもらった結果、以下のような結果がでたといわれています。

チームの機能不全

これは、職場でもよく起こる課題でもあるということで、とても「組織開発」の分野で注目されている課題です。

チーム目標の喪失

1つ目の「チーム目標の喪失」について解説しますと。

せっかく時間をかけて作った期初のチーム目標も、いざ活動がスタートするとタスクをこなすことに精一杯になって誰一人として目標に立ち返らなくなってしまうというヤツですね。

あれ、チームの目標なんだったっけ?

↑これです(個人の目標もあるあるですけどねw)

メンバー間の相互理解の欠如

2つ目の「メンバー間の相互理解の欠如」について。

1日、誰とも話していない日がコロナになって、リモートワークになって増えたという人もきっと多いはずですね。

そんな時に転職したり異動したりした人は、特にメンバーのことをよく知らなかったりするのではないでしょうか。

また、上司とのやりとりが減ったとか、組織の一体感が低くなった組織へ貢献したいという気持ちが減った帰属意識が減ったというデータもあります。

引用:https://rc.persol-group.co.jp/news/202004170001.html

チームミッションへのやる気の減退

3つ目のチームミッションへのやる気の減退についてです。

かつては、同じ窯の飯を食った仲間といった文化が日本企業にはありましたけど、近年はそういったものもどんどん薄れてきていますね。

アメリカのギャラップ社の調査だと、日本は「熱意あふれる社員」がいると答えた割合は6%程度で、調査国139ヵ国中132位という結果まで出ています。

引用:https://ideal-leaders.co.jp/20180418111855_2401

また、テレワークの影響もやっぱりあるようですね。

テレワークによって、仕事への意欲・やる気が下がったと答える人が32%という結果も出ていますね。

まとめ:チームづくりという基本に立ち返るチャンス

いかがでしたでしょうか?

コロナの影響もあるでしょうが、より個人の時代と言いつつも、個人が孤立しやすい時代でもあるってことを、注意深く感じ取って欲しいですね。

今回は、「チームワークの機能不全?チームを取り巻く環境変化と機能低下とは:チーム運営の基本に立ち返ろう」と題してご紹介してまいりました。

どうしたらチームで目標に向き合ってメンバーと信頼し合い相互支援を得られつつ個々人が成長していけるような職場を作っていけるのか?

これをテーマに、引き続き考えていきたいと思います。

それでは、また次回!

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