ビジョナリーカンパニーがどのようにして衰退するか知りたい人「ビジョナリーカンパニーってどんな風にして衰退していくんだろう?衰退するステージや兆候とか知りたいな。それに、どんなふうにして回避したり、対策することができるのかな?」
このような疑問にお答えしていきます。
ビジョナリーカンパニーの衰退は以下のような段階を経て形作られていくことが多いです、
衰退の5段階
- 成功から生まれる傲慢
- 規律なき拡大路線
- リスクと問題の容認
- 一発逆転策の追求
- 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
このように言われていますね。
今回は「ビジョナリーカンパニーが衰退する理由とは?偉大な企業の持つ原則から逸脱した衰退の5段階」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
ビジョナリーカンパニーが衰退する理由衰退の5段階
ここからは、ビジョナリーカンパニーが衰退する理由衰退の5段階についてご紹介していきます。
冒頭でもご紹介していますが、衰退の5段階は以下のような段階です。
ビジョナリーカンパニーが衰退する理由衰退の5段階
- 成功から生まれる傲慢
- 規律なき拡大路線
- リスクと問題の容認
- 一発逆転策の追求
- 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
以下で1つずつご紹介していきます。
成功から生まれる傲慢
1つ目の段階は「成功から生まれる傲慢」です。
これは、経営者が慢心して”成功が当然である”みたいな考えを持ってしまって、その本業の成功の背景をおろそかにしてしまうと、それまでの学習意欲や努力をしなくなってしまいますね。
これは衰退の第一の兆候です。
成功は時の運、失敗は己の努力不足。
この精神性が大切なのかもしれないですね。
規律なき拡大路線
2つ目の段階は「規律なき拡大路線」です。
適切な人間を集める、あるいは育てるよりもさらに速いペースで企業成長をさせようとして不適切な人間を主要なポストにつけてしまうことなど、ありますよね。
その不適切な人間の欠陥を補うために、官僚的な手続きが横行して、どんどん上手く機能していた規律が破壊されていくんですよね。
カリスマ経営者とかがいなくなると、よくあるみたいですが、2000年以降誕生して今もなお生き延びている大手企業とか、あるあるかもな。。。
”誰をバスに乗せるのか”ってヤツですよ。
リスクと問題の容認
3つ目の段階は「リスクと問題」です。
規律がなくなってしまった組織や企業は、リスクや問題を見ないようになります。
(官僚組織は予定調和であろうと取り繕うからですね)
こうしてどんどん経営数字が悪化して、主な抜本策は戦略的組織再編ってヤツですね。
ここでやるべきことは、しっかり地道に事実を把握し、リーダー自らが現場を見て、仮説検証の実験を繰り返し、具体的な事実と向き合うことですよ。
一発逆転策の追求
4つ目の段階は「一発逆転策の追求」です。
博打みたいな”特効薬”を追求していったり、カリスマリーダーが現れてくれるのを期待したり、新しいテクノロジーや大きな買収をしようとすると、ステージ4ですね。。。
一時的には業績は回復すると思います。
ただ、維持したり、使いこなしていくほどの資本やリソースはそもそもないので、さらなる破綻をもたらすことになります。
ちゃんと内側からリーダーを登用したり育てて、情熱を持って取り組み、経済的原動力をもたらし、世界一になれると信じて行う”針ネズミの概念”に従った本業を進めるべきでしょうね。
屈服と凡庸な企業への転落か消滅
5つ目の段階は「屈服と凡庸な企業への転落か消滅」です。
最後はこの二つですね。
規模の縮小、あるいは倒産。
ビジョナリーカンパニーの衰退と飛躍が学べるおすすめ本
ここでは、ビジョナリーカンパニーの衰退と飛躍が学べるおすすめ本についてご紹介していきます。
ビジョナリーカンパニーの衰退と飛躍が学べるおすすめ本
ぜひ参考にしてみてください。
ビジョナリーカンパニーの概要については「ビジョナリーカンパニー【要約・感想】目標達成型でマネジメントする組織のおすすめ本」で紹介しているので、よければそちらも覗いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
衰退の5段階
- 成功から生まれる傲慢
- 規律なき拡大路線
- リスクと問題の容認
- 一発逆転策の追求
- 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
今回は「ビジョナリーカンパニーが衰退する理由とは?偉大な企業の持つ原則から逸脱した衰退の5段階」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!