意識の段階について考えている人「意識や能力の成長ってそんなに大切なのかな?必ず上の意識段階に進んでいかないといけないものなんだろうか?」
このような疑問にお答えしていきます。
こういった素朴で、かつ本質的な問いって、時々起こりますよね。
会社や人間は”成長しなければいけないのか”議論。
人間は、やっぱり成長したほうがいいと思います。
ただし、成長の仕方も”健全な成長”であることが望ましいというのがこの記事の内容です。
無理な成長をし続けても、歪になったり、拗らせたりしがちですからね。
いくら筋肉が必要だと言っても、2歳児や3歳児に無理な筋トレは強いませんし。
ただ、大人になると、それぞれのステージでどんな成長が健全であるかって、よくよく考えないケースもあったりします。
そんな時に、元来の人間や組織にとって、”今のステージに求められる健全さってなんだ?”みたいな自問というのを持っていきたいものですね。
今回は「意識や能力の”成長”より各ステージや段階を”健全”であろうとすることが大切かもしれない」と題してご紹介してまいります。
ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょ〜。
もくじ
スパイラル全体の健全さを求めよ
以前の記事でもご紹介した”スパイラルダイナミクス”はどのように活用すればいいか、疑問に思う人も多いと思います。
意識の段階が上に上がれば上がるほど、人間は思いやりがある状態になっていきます。
では、人間は必ず成長しなければいけないのか?
こんなふうに思うわけですね(僕は成長しなければいけないとは必ずしも思わない派です)。
インテグラル理論を唱えるケン・ウィルバーも
”どれか特定の段階を優遇するなどせず、スパイラル全体の健全さを高めること”
が、インテグラル理論の最優先事項だと言っています。
人間が成長するにしても、あるいは組織が成長するにしても、段階を飛び越えることはできないんですよね。
1つずつ、着実に、かつ健全さを兼ね備えながら段階を上がることが”絶対条件”であって、発達や成長においては望ましい状態なんでしょうね。
よくある”ティールを目指す”とか、やめちゃえば?
ティール組織の話を話題にするとき、
「どうやったらティールになるの?」
という疑問や質問、議論によくなります(なりがちでもあります)。
しかしながら、ティールの状態が必ずしもその組織に適しているのか、となると全てがYESではないでしょうね。
常々思うのは、その時々で、泥臭く、より良くあろうとするために試行錯誤・創意工夫をすることです。
全ては正しいが、部分的。
この統合的なアプローチに立ち返りながら、成長・発展させていきましょう。
ここでは、意識の発達プロセスが学べる本をご紹介していきます。
意識の段階について学べるおすすめ本
おすすめの本は、以下ですね。
意識の発達プロセスが学べるおすすめ本
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。
”どれか特定の段階を優遇するなどせず、スパイラル全体の健全さを高めること”
結局は、これが大切だと思いますよ。
今回は「意識や能力の”成長”より各ステージや段階を”健全”であろうとすることが大切かもしれない」と題してご紹介してまいりました。
それではまた次回!