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対話型組織開発の根底思想”社会構成主義”とは?言葉と言葉がぼくらの世界を作っている

対話型組織開発の根底思想”社会構成主義”とは?言葉と言葉がぼくらの世界を作っている
悩んでいる人

対話について考えている人「対話って最近よく言われるようになっているけど、どうして対話ってここまで大切にされるようになったんだろう?人が対話をすることによって、どんなことが起こるんだろう?」

このような疑問にお答えしていきます。

なんで対話が大切なのか、素朴に疑問に思いますよね。

この疑問に答えてくれるのが、社会構造主義という考え方ですね。

この社会構造主義の根底にある考え方とは以下です。

社会構成主義のポイント

こういった考え方があるので、対話をすることが大切だという事ですね。

今回は「対話型組織開発の根底思想”社会構成主義”とは?言葉と言葉がぼくらの世界を作っている」と題してご紹介してまいります。

ちなみに組織開発については「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」でおすすめ本を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。

組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向けこの記事を読む人の中には、以下のような疑問を持っている人もいるかも知れませんね。 組織開発の本でおすすめの本を知りたいな ...

それでは早速みていきましょ〜。

もくじ

社会構成主義のポイント

ここでは、社会構成主義の2つのポイントについて解説していきます。

冒頭でもご紹介していますが、社会構成主義には以下のようなポイントがあります。

社会構成主義のポイント

以下で1つずつ解説していきます。

人々の合意によって現実が始まる

ここでは、社会構成主義の1つ目のポイントの「人々の合意によって現実が始まる」についてご紹介していきます。

ぼくらが普段、目の前に見えているものを「客観的に測定できる現実」である認識することはできます。

これを、実在主義とか客観主義と言ったりします。

ただし、それは物事を1つの見方でしか見てないという事です。

社会構成主義では、「現実は人々の頭のなかでつくられる」という立場をとっています。

ケネス・ガ―ゲンとメアリー・ガ―ゲンは「私たちが現実と思っていることすべては”社会的に構成されたもの”」だと言っています。

人は自分の眼鏡で現実を見ている

次に、社会構成主義の2つ目のポイントの「人は自分の眼鏡で現実を見ている」についてご紹介していきます。

人はそれぞれの価値観という眼鏡を通して現実を認識しているので、必然的に現実の見え方や認識がそれぞれ異なると言われています。

ですので、だれか一人が組織の問題と感じることは、他の人から見れば問題とは思わないという事も多くあります。

この逆もしかりですよね。

普段からいいと感じているものは”社会を構成”するものとして、行く手を阻むものは”問題”としてみなして、これを”機会(チャンス)”ととらえて”再構成しなおす”活動に移っていきます。

このようにして社会の変化はもたらされいきます。

この、”いかに現実をチャンスととらえて再構成しなおすか”を実行できる組織が、これからの強い組織だといわれていますね。

対話について学べるおすすめ本

ここでは、社会構成主義について参考になるおすすめ本をご紹介しておきます。

おすすめ本は以下です。

おすすめ本

興味があれば、checkしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。

社会構成主義のポイント

今回は「対話型組織開発の根底思想”社会構成主義”とは?言葉と言葉がぼくらの世界を作っている」と題してご紹介してまいりました。

それではまた次回!

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