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組織開発実践者の支援をする相手との3つの関わり方:プロセスコンサルテーションが最適です

組織開発実践者の支援をする相手との3つの関わり方:求めるニーズはいつも明確ではない真実
悩んでいる人

組織開発をこれから始める人「組織開発を実践する人って、クライアントとどんな風にしてかかわっていけばいいのかな?何かおすすめのいい方法ってあるんだろうか?支援を求めている人って、実際にはどんなことを求めているのかな?」

このような疑問にお答えしていきます。

組織開発を実践していなくても、クライアントとの関わり方に関して知りたい人も多いですよね。

クライアントとの関わり方は以下の3つです。

組織開発実践者の3つの関わり方

この記事では「組織開発実践者の支援をする相手との3つの関わり方:プロセスコンサルテーションが最適です」と題して、それぞれがどんな関わり方なのかについてご紹介していきます。

ちなみに、おすすめの組織開発の本は「組織開発の本でおすすめの書籍を紹介します:入門から専門的理論と体系論を学びたい人向け」と題してご紹介してますので、チェックしてみてください。

それでは早速みていきましょ〜。

もくじ

組織開発実践者の3つの関わり方

ここでは、組織開発の実践者が、クライアントとどのようにかかわっていくのか、その3つの関わり方についてご紹介していきます。

冒頭でもごしょうかしていますが、その3つの関わり方は以下ですね。

組織開発実践者の3つの関わり方

以下で1つずつご紹介していきます。

組織開発実践者の関わり方①:専門家モデル

1つ目の組織開発の実践者のクライアントとの関わり方は「専門家モデル」です。

コンサルタントとして、専門家の立場からクライアントに何をすべきかを告げるタイプがこのモデルですね。

クライアントは問題が何かわかっていて、コンサルタントは解決策を持っていることが前提になります。

組織開発実践者の関わり方②:医師-患者モデル

2つ目の組織開発の実践者のクライアントとの関わり方は「医師-患者モデル」です。

コンサルタントがお医者さんのようにクライアントを診断して治療をするのがこのタイプのモデルです。

コンサルタントは問題も解決策も見いだせるのが前提ですね。

組織開発実践者の関わり方③:プロセス・コンサルテーションモデル

3つ目の組織開発の実践者のクライアントとの関わり方は「プロセス・コンサルテーションモデル」です。

このプロセス・コンサルテーションモデルは、問題も解決策も明確でないことが前提です。

クライアントの問題、手法自体を両者で見出してクライアント自信が解決するのが基本的なやり方です。

プロセス・コンサルテーションとは

プロセス・コンサルテーションはエドガー・シャインが提唱した「支援すること」への哲学です。

これは、一般的なコンサルティングと考え方が大きく異なるかもしれません。

人事制度改定や、昨今のDXコンサルなどは、ここまで見たような「専門家モデル」や「医師-患者モデル」をイメージされることが多いでしょう。

しかし、こと組織開発や、あるいは人材開発分野においては、この「プロセス・コンサルテーション」をアプローチの選択として進めることが最適と考えられています。

実際に援助を求めているクライアント側は、自分達の求めるものは何なのかということを自分たちで明確に理解していないことがほとんどです。

また、クライアント自身がわかっていることは、「何かうまくいっていない」ということと、「何か施策を講じないといけない」という事だけです。

何を支援することが最適なのかをわかるまでには、このプロセス・コンサルテーションを選択するべきであるとも、エドガー・シャインは提唱しています。

クライアントへの支援は、何が起こっていて、もっとも最適な支援をする関係性を築けるモデルを選択するべきですね。

プロセス・コンサルテーションのおすすめ本

ここでは、プロセス・コンサルテーションのおすすめ本をご紹介しておきます。

おすすめ本は以下ですね。

エドガー・シャインのプロセス・コンサルテーションが理解できるおすすめ本

1つひとつの納得感を得ながら進めるアプローチを身に付けていくには、これらの本は目を通しておくとよいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。

組織開発実践者の3つの関わり方

今回は「組織開発実践者の支援をする相手との3つの関わり方:プロセスコンサルテーションが最適です」と題してご紹介してまいりました。

それではまた次回!

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