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組織開発の歴史の流れ:哲学からスタートした組織開発のトレンドとは?歴史の活かし方も解説

組織開発の歴史の流れ:哲学からスタートした組織開発のトレンドとは?歴史の活かし方も解説
悩んでいる人

組織開発の歴史について知りたい人「組織開発の歴史について知りたいな。どうやって組織開発って発展してきたんだろう?それに歴史を知ることのメリットってどんなとろこにあるんだろう?」

このような疑問にお答えしていきます。

結論を先に書くと、組織開発の歴史の流れは以下ですね。

組織開発の歴史の流れ

ざっくりと、こういう時代背景や研究の流れみたいなものを掴んでおくだけでも、実践に実は役立ったりしますね。

今回は「組織開発の歴史の流れ:哲学からスタートした組織開発のトレンドとは?歴史の活かし方も解説」と題してご紹介してまいります。

ちなみに、組織についてもっと詳しく学びたい人は「組織のエンゲージメントを高めるおすすめ本10冊を紹介:組織と社員が成長し合える組織開発」の書籍などもぜひ読んでみてください。

それでは早速みていきましょ〜。

もくじ

組織開発の歴史の流れ

それでは、ここから組織開発の歴史の流れについて少しご紹介してまいります。

冒頭でも紹介していますが、組織開発の歴史としては、以下のような流れをたどっています。

組織開発の歴史の流れ

以下で1つずつ紹介していきます。

1900年代〜:源流の3人の哲学者

1900年代は、組織開発の根底に流れる思想を唱えた3人の哲学者が登場します。

その3人は以下の人たちです。

組織開発の源流となった哲学者

  1. ジョン・デューイ:経験から内省して学ぶ
  2. エドムント・フッサール:いま・ここ、を意識化する
  3. ジクムント・フロイト:無意識の抑圧を治療する

これら3人は手法としても脈々と受け継がれていますよ。

1920年代〜:組織開発の基礎

1920年代に入ってから、組織開発の基礎となる手法が開発されます。

それが以下の3つです。

組織開発の基礎理論

この3つも押さえておくべき理論ですね。

1940年代〜:Tグループ・チェンジエージェント・サーベイフィードバック

1940年代になって、本格的な組織開発が誕生します。

1940年代に生まれた組織開発の手法は以下です。

組織開発の手法

これらのような手法で組織開発の実践と研究がされてきました。

1950年代〜:日本のQCサークル

1950年代には、組織開発は日本にも入ってきます。

ここでは、NLTの「感受性訓練」が広がって、一時的なブームに日本国内でもなったと言われています。(おそらく一部の大手組織のみだと思いますが)

一方で、製造業において、品質管理の自主活動であるQCサークルが発展してきました。

この流れをアメリカの組織開発も織り込んでいったと言われています。

1970年代〜:拡大と衰退期

1970年代に組織開発は絶頂期を迎え、その後衰退していきます。

生産性や合理性などを追求する、大手コンサルティング会社による「チェンジ・マネジメント」が主流になったからと言われていますね。

日本でも、1990年代は人事制度が成果主義に変化したりするなど、人のソフト面よりもハード面の改革が盛んになり、組織開発は衰退していった印象が強いです。

2000年代〜:対話型組織開発

2000年代に入ってからは、「対話型組織開発」が登場して、再びブームになっていきます。

かなり専門的な書籍ですが、「対話型組織開発――その理論的系譜と実践」というものがかなり実践者に向けても、コンサルタントのようなような支援者に向けても書かれています。

懇切丁寧に手法もこれまでの時代背景についてもまとめられています。

組織開発の歴史を知ることの意義

ここでは、組織開発の歴史を知ることの意義についてぼくなりの意見を書いておきます。

やっぱり歴史を知ることって、以下のメリットがあると思います。

組織開発の歴史を知ることの意義

他にも色々あると思うんですけどね。

ま、役立つはずなので、歴史をたどってみてもいいかも知れないですよ。

組織開発の歴史が学べるおすすめ本

ここでは、組織開発の歴史が学べるおすすめ本をご紹介しておきます。

おすすめ本は以下の書籍ですね。

この書籍は年表などもあって、これまでの人材マネジメントの歴史とトレンドが俯瞰してみれるので、ビジネスとしても参考になりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めて、ポイントは以下ですのでご紹介しておきますね。

組織開発の歴史の流れ

今回は「組織開発の歴史の流れ:哲学からスタートした組織開発のトレンドとは?歴史の活かし方も解説」と題してご紹介してまいりました。

それではまた次回!

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