ときどき、以下のような人物に出くわしたりしませんか?
- あの人はずっと傍観者的な立ち位置を崩さないな…
- あまり積極的に物事に関わろうとはしないね…
- 特に意見も言わずにその場の流れに身を任せているよね…
こんなふうに思ったり感じたりすることって、あると思います。
おそらくそれは、「影響力」という能力が影響していると思います。
(ちなみに、インフルエンサー的な影響力ではなく、対人スキルにおける影響力をイメージしてもらえると、誤解がないと思います。)
以前にも、感受性や柔軟性といった、人とのコミュニケーションややり取りにおいて関連する能力についてご紹介したと思います。
今回は、そんな人への働きかけや巻き込みについて発揮する能力である「影響力」について解説してみたいと思います。
今回は「影響力とはどのように発揮される能力なのか?人をリードしていく能力の具体的行動例を解説」と題してご紹介してまいります。
リーダーシップみたいなイメージを持つ人もいますね。
それでは、さっそくみていきましょ〜。
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もくじ
影響力とは何か?影響力の定義を解説
それでは、ここから「影響力」とは何か?ということで、「影響力」の定義についてご紹介してまいります。
「影響力」の定義としては、以下ですね。
影響力の定義
先頭に立ったり、中心になったりして周囲を巻き込んで、ひっぱっていく能力
「巻き込んで」「ひっぱっていく」というところがポイントなんでしょうね。
統率をしていくのも、影響力の発揮には大切な要素でしょう。
では、「影響力」の高い人、低い人はそれぞれどのような行動の傾向があるのかをご紹介してまいりますね。
まずは「影響力」の強い人からいきましょう。
影響力の強い人の行動の特徴
それでは、「影響力」の強い人の行動の特徴をこちらでは解説していきます。
「影響力」の強い人の行動の特徴は以下のような行動をする人ですね。
影響力の強い人の行動の特徴
- 率先して行動を起こしていって、メンバーにも強く働きかけていく
- 積極的な関わりを見せて、相手の関心や動きを自分の方へと引きつけていく
- 中心的な役割を買って出るようにして、積極的に場の活性や促進に意欲的になる
- 場を仕切ってメンバーをリードして、自ら進んで周囲を統率する
このような行動をする人は、「影響力」が強いといえます。
やっぱりリーダーシップというイメージが沸いてきませんか?
では、一方の「影響力」の弱い人の行動の特徴はどういうものかをみていきましょう。
影響力の弱い人の行動の特徴
「影響力」の弱い人の行動の特徴をご紹介していきます。
「影響力」の弱い人の行動の特徴は、以下のような感じの人ですね。
影響力の弱い人の行動の特徴
- おとなしくて、脇役に徹して控えている
- うながされたり、順番が来るまで自分からは行動を起こさない
- 他のメンバーがリードすると期待して、周囲や相手になりゆきを任せる
- 周囲や相手に依存して、ときには迎合をしてついていく
こんなようなことをする人は、「影響力」が弱いと判断できますね。
こう書くと意思がないようにも思いますが、意思を持って上記のような行動に徹する人も多いですよ。
影響力を見極めるポイント
それでは、ここでは「影響力」を見極めるポイントについてご紹介していきたいと思います。
以下のようなポイントで「影響力」の高い人、低い人を見極められると思いますね。
影響力の高い人を見極めるポイント
- 場の流れを把握して、タイミングを狙って自分の考えを打ち出せる
- 意見のポイントを見極め、結論を導き出し話し合いをリードできる
- 他者の意見を好意的に受け止めて、結論をまとめ上げる
- 議論の中に積極的に介入して、集団を目標に向かってリードする
影響力の低い人を見極めるポイント
- 他の人の動向に合わせて側面的な参画にとどまる
- 周囲への働きかけや巻き込みが不足している
- 大勢の人に同調する
- 提案的な発言に止まりがちで、議論をまとめるのを他者に譲る
このようなところが見極めるポイントになりそうですね。
自分でなんとかしようという「気概」のようなものが感じられるのが、影響力の高い人かも知れませんね。
まとめ:影響力を発揮する近道
いかがでしたでしょうか?
「影響力」は、ちょっとずつ場を自分のペースにしていけるか、訓練することで身についてきますね。
それこそ、社内にかかわらず、社外のイベントなど、知らない人同士の場に背極的に行ってみて、「どうやったらその場をリードできるか」とイメージしながら練習してみて下さい。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
今回は、「影響力とはどのように発揮される能力なのか?人をリードしていく能力の具体的行動例を解説」と題してご紹介してまいりました。
それでは、また次回!
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