この記事を読む人は、組織マネジメントに関して以下のような疑問を持っているかもしれませんね。
- 組織をどんな方向性でマネジメントしていけば良いんだろう?
- どうすれば売り上げもエンゲージメントも良い組織って作れるんだろう?
こう悩む人もきっと多いと思います。
以前の記事で「組織マネジメントの3つの目的」に関する記事を書きました。
そこで書かせていただいたのは、「組織マネジメントの目的」はバランスが重要だってことでしたね。
改めて組織マネジメントの目的は以下です。
組織マネジメントの3つの目的
- 生産性の向上
- 社会性の向上
- 人間性の向上
そこで、この組織マネジメントの3つの目的をどうやってバランスよい状態を作っていくかに関してご紹介していきたいと思います。
結論をいうと、
組織マネジメントの3つの目的は、同時には作れない
ってことです。
今回は、「組織マネジメントの3つの目的:組織のバランスを作る方法とは?物事には順序があるって話」と題してご紹介してまいります。
これからのマネジメントや事業運営の参考にしてもらえたらと思います。
それでは早速みていきましょう!
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もくじ
「組織マネジメントの目的」のバランスが重要
以前の記事でも、「組織マネジメントの目的」のバランスが重要というのはお伝えしました。
どのように困難になるかをあえて書くと、以下のような感じです。
- 生産性を欠くと雇用が維持できない
- 社会性を欠くと仕事が来なくなる
- 人間性を欠くと社員がいなくなる
上記の図の組織だと、社会性も人間性も低いので、「仕事も減って、人もいなくなる」っていう状態に陥っていくでしょうね。
こうなると、どれだけお金があってもビジネス・モデルは維持できません。
なので、この「組織マネジメントの目的」は、バランスがとても重要になります。
「組織マネジメントの目的」は同時には成し遂げられない
ここまでは「バランスが大事だ」という話でしたが、このバランスを作っていくためにはどのようにすれば良いのか?
というのがここでのテーマになります。
ここが気になるますよね。
その答えは、「1つづつ作っていくこと」です。
例えば、以下のような感じで、事業のフェーズに応じて優先順位をつけ、「組織マネジメントの3つの目的」の1つにフォーカスするようなイメージです。
事業フェーズに応じた組織マネジメントの目的
- 創造期:社会性にフォーカス
- マネタイズ期:生産性にフォーカス
- 成長期:人間性にフォーカス
- 成熟期・変革期:社会性に再びフォーカス
上記はあくまでも一例として、ぼくだったらこういうイメージで優先順位を描くな〜というものを描いてみました。
でも、バランスが取れている状態を作っていくには、まずは1つひとつの組織マネジメントの目的を実現できるような状態にしていくことです。
中長期的な戦略を描くこと
つまり、ポイントとしては、中長期的な戦略イメージを持つってことでしょうね。
よくベテランの社員の人が「昔は〇〇だったから面白かった」という話とかも聞くかもしれません。
おそらくそれは、事業のフェーズに応じた「追うべき組織マネジメントの目的」がその方の考え方や軸に沿ったものだったからでしょうね。
今はどういう時期で、どういった目的で組織を運営しているのか。
これを中長期的な戦略として描けると、その時期に応じた組織マネジメントが実現できると思います。
長い時間をかけて、「組織マネジメントの3つの目的」はバランスを作っていくのだと思います。
(…もしかしたら、事業ポートフォリオで分けるという発想もあるかもですが)
まとめとぼやき
いかがでしたでしょうか?
(特に論拠・根拠もなく書いてみてましたがw)
組織マネジメントの3つの目的はどれも大事で甲乙つけがたいですよね。
だからといって、闇雲に「3つ同時にバランスを保つぞ」って方針はほぼ不可能なのでやめた方が良いですね(たまにこういったマネジャーさんがいらっしゃるんですが)。
気持ちはわかりますが、物事は順番です。
優先順位をつけたり、ご自身の指針や意思を明確にするためにも、「今はココ!」をはっきりさせたほうが良いですね(多分どこぞの研修会社のマネジメント研修の弊害でしょうねw)。
参考にしてみてください。
今回は「組織マネジメントの3つの目的:組織のバランスを作る方法とは?物事には順序があるって話」と題してご紹介してまいりました。
それでは、また次回。
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